カフェテリアでの出来事について考える

先週の金曜日、いつものようにあーちゃんが学校から持って帰ってきた
お弁当箱を洗おうと開けてみたところ....

サンドイッチなどから日本風のお弁当に変えて以来、毎日きれいに残さず
食べて帰って来ていたのに、なんとこの日はほとんど手をつけていない、
といった状態でした。

中身は全てあーちゃんの大好物のものばかりだったので、好き嫌いとか
の問題じゃないと思い、

「あらお弁当、ほとんど食べてないじゃない! お腹空いてなかった?」

と聞くと、あーちゃんはちょっと元気がなさそうにシュンとして、002.gif

「お腹はすごく空いてたけど、食べ物の匂いと(カフェテリア内の)
ノイズとで食欲がなくなり、一切食べられなくなったんだ。」

との事。


アメリカの学校は、多くの場合がランチはカフェテリアで集団で食べ、
こういった大勢の子供達が集まる場所というのは、どうしてもガヤガヤ
とうるさくなってしまいがちなんですよね。


(うるさい子供達を黙らせようと、ランチレイディがいつも
”静かにしなさい!” 033.gif と大声で叫んで注意している

みたいですが、あーちゃんの話だとそっちの方がよっぽどうるさかったり
する、って言ってました。笑)


そして、多くの生徒は学校の”ホットランチ”を購入するみたいで、
それらの中にはハンバーガーやピザ、タコ(メキシカン)などと言った
あーちゃんが嫌いなメニューが多く、ホットランチの混ざった匂いと
ガヤガヤとしたノイズは、臭覚過敏聴覚過敏のあーちゃんにとっては
かなり神経を消耗してしまう場所であるようです。


それでも大抵はあまり子供達がいないすみの方のテーブルに座ったりして、
それなりに環境をコントロールしているみたいですが、この日はあーちゃんが
クラスの子と座ってランチを食べている時、別のクラスの子2人があーちゃん
のすぐ隣にどかどかと座りこんだらしいのです。


その子達はかなり大きな声で、あーちゃんのグループの子達にいちゃもん
をつけたり、自分達の事を威張り散らしたりして、それまで気をよくランチ
を食べていたあーちゃんのグループに不快なムードをもたらしたみたいで、
すぐとなりで押し寄せて来るピザの匂いの襲撃もあり、あーちゃんは精神的
にナーバスな状態になったようです。


「その後からやってきた子達は、どんな言いがかりをつけてきたの?」

と聞くと、

「う〜ん、気持ちが動揺してたから周りの会話なんかよく注意して聞いて
なかったし、うるさくて聞きたくもなかった。」



と、いうわけで、この突然やって来た”対人関係的状況”を観察する絶好の
機会を利用する事もなく、それから精神的に目をそらしてしまったみたいです。


少し前の記事にて、「社会的知能」について色々と考察し、私自身、
(あーちゃん自身、もう少し周りの社会状況に目を向け、その状況や人の
言動などを観察し、分析しながら、対人関係や社会性スキルを向上して
欲しい)と期待したりするのですが、考えてみればこういった「感覚統合」
の部分に困難がある子達って、はっきりいって自分の内面で起こっている
”不快さ”をなんとか対処して行くのに精一杯で、周りの事なんかにかまって
られる余裕などないんじゃないか?という気がします。


自閉症の子達の中には、GI (gastro-intestinal 胃腸)の問題を抱えている
子達も少なくなく、常にこういった苦痛や不快感などに苦しんでいる
子達に、”周りの環境を観察しながら、浸透的に学ぶ事”を期待する事
自体、かなり無茶な話ではないかと。


常に身体的、精神的苦痛や不快感を感じる状況においては、子供自身
”学ぶ体勢”がとれてないと思いますし、不安感や混乱状態に襲われた
場合も、脳は”学びのモード”ではなく、そういった環境からの”逃避
モード
”になっていると思います。


(視覚過敏の私は、パソコンやiPadのライトが眩し過ぎたり、コントラスト
が強過ぎたりすると、目玉が痛くなり、吐き気をもよおし、内容を読むと
いうところまでいけません。 もちろん、私の神経過敏はこういった子達
のとはレベルが較べものにならないでしょうが、なんとなく気持ちがわかる
ような気がするんです。)


一般の私達の人生が「マラソン」だとすると、こういった事に対処して
いかないといけない子達の人生は、ただでさえ”走る”という事をして
いかなければならないのに、それと同時に常にあちこちで降りかかって
くる障害物を対処していかなければならない、「マラソン+障害物競走」
という感じがし、何とも切ない気持ちになってしまいます。


感覚統合的問題は即座に解決出来る問題ではないので、OTなどを行い
ながら、出来る限り環境をコントロールしたり、色んな工夫をとりいれ
たりしながら、なんとか困難を対処して行くしかないのでしょうが、そう
しながらも、親としては子供の状態を理解してあげ、子供に対する”期待”
の調整をする必要があるのではないか? などと思ったりしたのでした。

(これはあくまでも私、個人的についてですが。)


まだまだ色んな課題があるあーちゃんですが、本人はいつも前向きに
自らの困難を対処して行こうという態度がみられ、まっ、少しずつでも
進歩して行けばいいんだ、と気長に見守ってやりたいという気持ちに
してくれ、あーちゃんの子育ては、私にいつも”忍耐”の大切さを再確認
させてくれるのでした。



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by mathkid | 2012-09-25 11:17 | ママのRandom Thoughts

数学が大好きな14歳の2E kid(ASD&ギフテッド)あーちゃんの日記。 カリフォルニアからネバダに引っ越し新しい学校へ通い始めました。凸を伸ばし凹を支援の精神で頑張ってます。 目指すはMIT or Caltech!


by あーちゃん ママ
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