Dr. Temple Grandinのアドバイス

ディスレクシアやADHD、自閉症などの診断を持つ子達の中にはある
分野では素晴らしい才能をもち、同時に別の分野では未発達、もしくは
スキルが欠如しているという凸凹キッズも少なくありません。

こういった診断を持つ子達に対して、教育や療育に携わるものはつい
それらの”レーベル”にとらわれてしまい、その子の凹の部分のみに
フォーカスを当て、凸の部分が見落とされたり、もしくは意図的に
軽視されたりする傾向があります。


確かに教育者側としては、子供の発達が遅れている部分やスキルが
欠けている部分を改善、又は向上して行くのをまず第一の目的として
いるというのも理解できます。

が、自らも自閉症でありながら、社会的な成功を収めた人物として
知られているDr. Temple Grandinは下記の記事で自閉症の子達の教育
について、教育者や父兄にとても参考になるアドバイスをしています。

「Temple Grandin Reveals Her Advice for Educating Autistic Kids」

「Google Translateによる日本語バージョン」


この記事の中で彼女は、

”Special educators need to look at what a child can do instead of
what he/she cannot do.


(特別教育者は”子供が出来ない事”を見るのではなく、”出来る事”
を見る事が必要である”)

と、能力の秀でた部分に対しての支援の大切さを強調しています。

この記事の中でDr. Temple Grandinが基本的に唱える重要な点というのが、

1.Methods to Expand Abilities

自閉症の子はよく一つの事や物に固執してしまいがちなのですが、大切
なのはそれらを拡大してあげる事で、例えばレースカーが好きなので
あれば、読書や算数などのトピックとして使ったり、子供が唯一
NASCARのレースカーの絵を描く場合など、教師は彼にインディアナ
ポリス型車やスポーツカー、一般乗用車などを描かせたりして、固定
したものを拡大してあげられるという事なんです。


2.Never Hold a Gifted Child Back

この件に関してはもう私も長年IEPミーティングなどでも声高々に訴え
続けてきたものですが、学校(学区)によっては例え子供の学習レベル
が高くても(もしくはギフテッドでも)本人より学年が上のレベルの
マテリアルを学習する機会を与えてくれなかったり、という事も結構
あったりするんですよね。

私はIEPチームからはっきりと”これは”特別教育の個人プラン”なので、
ギフテッドのニーズには応える必要はない
”などと言われましたが、
IEPとは Individualized Education Plan(個人教育プラン)とあり、
文字通り”個人化された教育のプラン”であり、特別なニーズの部分
(凹)はもちろん、その生徒の秀でた部分(凸)全てひっくるめた
総括的な教育のプランであるべきだと思うんです。


この記事の中でDr. Grandinも言ってましたが、もし子供が自分の
レベルに適した学習の機会が与えられなかったら、”the student
will be bored stiff and become a behavior problem. ”
と、退屈から
問題行動が生じるのは目に見えてます。

自閉症児の問題行動を対処するにあたって、ただ”この子は自閉症
だから”と障碍を原因と見なすのではなく、問題行動の本来の原因
をあらゆる方向からつきとめて行くべきだと思うのです。


そして、障碍の診断を持つ中にも、2Eと呼ばれる層の子達において
は、こういう点なども充分考慮をしなければならない、という事を
教育者達は認識するべきではないでしょうか。


3.Use Abilities to Do Assignments


これは中学生のあーちゃんにとって、これからフォーカスを当てて
行くべき、大変重要なポイントだと思います。

子供が成人となり、社会にでた際、実践的に個人の能力を活かして
タスクをこなしていくスキルが必要となります。

これらのスキルを学び、発展させていく事は非常に大切な事です。

教育者や親が出来る事としては、子供の得意な分野や情熱をもつ分野
などを将来役に立つ”実用的なスキル”に発展させていく支援をして
あげる事でしょう。

記事の中にあげられていた例としては、もし子供が文章を書く事が
好きであれば、他人が興味を惹かれそうなライティングの課題を
始めてみたり。

又、(PCとかのスキルに長けている)中学生の子に、教会のウェブ
サイトのプログラム更新や近所のブログを書く仕事を与えたりなど、
教師や親はこんなふうに子供のスキルを拡大、そして発展していって
あげるが出来るんですよね。


あーちゃんも小さい頃から凹の部分の向上に頑張りながらも、周りの
サポートや励ましにより、凸の部分の開発、発展のチャンスを与えられ、
私達は比較的ラッキーだったと思います。

(まあ、学校側と私達との間でそれなりのバトルがありましたが。)


キンダー(5歳)の時すでに小学校4〜5年の算数のレベルだった
あーちゃんは、学校の朝礼などでもよくその能力が表彰されたりして
ちゃんと凸の部分も忘れずに評価してくれてました。


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このDr. Temple Grandinからのアドバイス、私自身とっても参考に
なりました。

よっしゃ〜!これからも凸凹あーちゃんの支援をがんばるぞ〜!\(* ̄▽ ̄*)/



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by mathkid | 2012-08-28 10:03 | 自閉症/障碍

数学が大好きな14歳の2E kid(ASD&ギフテッド)あーちゃんの日記。 カリフォルニアからネバダに引っ越し新しい学校へ通い始めました。凸を伸ばし凹を支援の精神で頑張ってます。 目指すはMIT or Caltech!


by あーちゃん ママ
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