カテゴリ:非言語性学習障害( 5 )

映画で非言語的コミュニケーションの練習

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昨日の日曜日の夜、私とあーちゃんとで久しぶりのムービーナイトをしました。

通常、科学系のドキュメンタリー映画とかを観たがるあーちゃんですが、最近
ではなるべく物語系の”ごく普通の映画”を選ぶように薦めています。


実は最近気がついた事なのですが、あーちゃんがどうも昔からあまり普通の
映画を観たがらない理由というのが、どうやら物語メインの映画など、場面
場面で主人公の顔の表情やボディーランゲージ、周りの空気などと言った、
「非言語的コミュニケーションの方法」で表現している場合がかなり多く、
こういった分野の認知が苦手であるあーちゃんにとっては、主人公の感情や
意図、まわりの状況が掴み難く、よって物語の展開も把握し難いみたいなん
ですよね。

なるほど。

本や小説なども”全て言語で詳しく説明されていない情報”などについては推測
したりするのが苦手、というのはわかってましたが、映画などの場面にでてくる、
誰が観てもわかりそうな”暗黙の了解”的なことも、あまりよくわかってないと
いう事が発覚して、正直ちょっとびっくりしています。


やはりこういった部分も、「非言語性学習障害」に関係しているのかも
しれないなどと思ったり。

物語の流れがイマイチ把握出来ないと、そりゃあんまり面白いと感じない
わけだわ。

だからこういった映画はあまり観たがらなかったのかもしれませんね。


というわけで、最近は二人でムービーナイトをする時など、意識的にこう
いった”ストーリー性が高い映画”を選ぶようにしています。


それらを二人で観ながら、実際言葉での会話が交わされていない、動作や顔
の表情だけで”やり取り”が交わされているようなシーンなど一時停止をして
あーちゃんに、

「この主人公はどう感じていると思う? 彼はどうしてこんな事したの?」

などと質問して解釈させたりしています。

(もちろん細かくいちいち全てのシーンではなく、物語の展開や筋書きなど
を理解するのに重要なポイントの部分などを選抜してはいます。)


あーちゃんの推測や解釈が間違っていた場合などは、その場で説明しています。

そうすると、物語も全体的に”つじつま”があってくるかのようで、


”あ〜ね〜、だからか!なるほど!” 026.gif


と言った感じで、展開も追えるようになり、そうなると物語の面白さも増す
ようで、最近ではあーちゃんの方から色々とストーリーベースの映画を選ん
だりしてくるようになりました。049.gif



で、昨日の夜に観た映画と言いますのが、なんとクラッシック中のクラッシック、
オリジナルバージョンの、「Planet of the Apes」(猿の惑星)であります!

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この映画、私が初めてみたのは確か小学校の5〜6年くらいだったと思うの
ですが、最後のシーンを観た時の、あの

(;゚⊿゚)ノ  えっ? マジ〜!!!

という衝撃は、今でもはっきり覚えています。


ところで、この映画のタイトルを聞くといつも、このジョークを
思い出してしまう私。

”猫と犬と猿がおならをしました。誰のが一番くさかったでしょう?
正解ー猿。(猿のは臭せ〜→猿の惑星)”


相変わらず品が悪くて失礼しました。 (・・。)ゞ


又、脱線してしまいましたが...話をもどしましてと、


この映画を観ている際も、いつものごとく無言のシーンや色んなアクション
が繰り広げられているシーンなど、たまにあーちゃんに確認しながら観て
いましたが、この映画は結構展開もストレートなので、あーちゃんも私の
ヘルプ無しでも充分に楽しんでいる様子でした。


観てる最中笑えたのが、映画の中で、猿の惑星に不時着した宇宙飛行士の1人
(チャールストン・ヘストン)が猿に囚われ、喉を傷つけて一時的に喋れない
状態だったので、猿の動物心理学者と筆記にてコミュニケーションをとろうと
試みていたのですが、その時私が、


「あーちゃん、あーちゃんの字だと汚すぎて、猿も読めないわね〜!」

と私が冗談半分で言うと、


「そんな事ないよ! 僕の字は汚くなんかないよ!」ヾ(。`Д´。)ノ彡

って、マジで反撃してましたよ!


いや〜、いつも皆に指摘されてるから自らの字に対して苦手意識があるかな?
と思ってたけど、そんなこと全然ないない!046.gif

結構自己に対してヘルシーな見方をしてるのね!とちょっと安心しましたよ。


で、その後すぐに言った言葉というのが、

「僕の字はlegible(読みやすい)だけど、読めないのはパパの字だよ!」

って。

            ちなみにこちらがパパとあーちゃんの字です。
        (上の11/2/12のがパパで、下の11/9/12のがあーちゃんのです。)

f0238562_8134664.jpg

いや〜、どっちもどっちなんでないの〜? 015.gif

この父にして、この息子あり。

また、目くそが鼻くそを笑っているわ。(笑)


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by mathkid | 2013-01-22 08:25 | 非言語性学習障害

今更ながら気がついた驚くべき事実

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って言うとかなり大袈裟に聞こえてしまうのですが、

....がっ、それでも私はたまげてしまいました!∑( ̄ロ ̄|||)

何をそんなに驚いたかと言いますと...実はあーちゃん、未だにして
自分だけで手袋をはめるのにかなり手こずっているんです!


カリフォルニアに住んでいた頃など、冬でも手袋をはめるほどの
寒さではなかったし、又あーちゃんは感覚統合的な理由で、普段
から靴下や手袋、そして帽子などといった、”身につけるもの”が
嫌いだったせいで、あまり手袋をはめる機会もありませんでした。


でも、去年こちら(ネバダ)に引っ越して来てから、特にここ最近
雪が多く降り、雪遊びをしに行ったり、雪だるまを作ったりする際
手袋を着ける機会が増えました。


で、その際あーちゃんが手袋を着けている姿を見て、今更ながら
”あーちゃんが自分で手袋を着けるのにひどく往生している”と
いう事に気がついたのでした。


どうやら手袋は右と左、表と裏(手のひらと手の甲)側があるので、
それを各自正しい手にはめるのに随分混乱してたみたいなんですよね。

f0238562_8363494.jpg

f0238562_8371461.jpg


右か表か、左か裏か?とあれこれ何度も手を抜いたり入れたりして
混乱している姿を見ていると、やっぱりあーちゃんってかなり
Visual-spatial organization (視覚空間の組織化)の部分が弱い
と言う事を再認識させられます。


やっぱりこういうところも、非言語性学習障害からきているのでしょう。

形や位置、左右などの視覚的刺激の認知がうまくプロセス、又は
オーガナイズされず、アウトプット(手袋をはめると言う動作)も
なかなかうまくいかないのではないかと思います。


(実際小さい頃は、ジャケットやシャツを着たりするのにも
かなり苦労したものです。)


      こんなふうに、右手の手袋を左手にはめたり...(かなり無理っぽい。)

f0238562_8582933.jpg


私が何度も”ビニールでざらざらしている方が手のひら側で、2つの
ラインがある方が手の甲側で...”って手袋を実際使って説明して
いるのに、ものすごい剣幕で、


「そんな事言われなくてもわかってる! 手袋ぐらい自分で簡単に
はめられるよ!!! プギャー!!!」ヾ(*`Д´*)ノ"彡☆



って、怒って私の指示など全く聞こうともしないんですよ!013.gif


多分あーちゃんの中にはこういう作業に関しては、”苦手意識”
存在し、私にそれを知られたり、色々と指示されるのがたまらなく
鬱陶しいんだと思うんです。


でも自分だけでやると、ほとんど毎回(まあ3回ほどですが)もたもた
してしまい、混乱するからまた機嫌も悪くなってキーって感じで、こちら
の指示や説明も素直に聞こうとしないので、何だかこっちまで嫌な
気分になってしまいます。


でもあーちゃんの機嫌が少し落ち着いた時などに、ジョークを交え
ながら、先ほどのように”ザラザラ部分が手のひら〜などなど”と
言葉で説明し(言語化)それを頭の中にインプットしながら少し練習
するだけで、次からはかなりスムーズにはめる事ができるようになり
ました! 049.gif



やはりこういう子達には「言語化」「言語化」「言語化」ですね!


これからもこういった空間認知方面で困難に感じる作業とかもでてくる
とは思いますが、こんなふうに”あーちゃんに適した方法”で少しずつ
出来る事を増やして行けばいいんじゃないかと思ってます。


(本人が苛立たず、落ち着いて”聞き耳をもって取り組む姿勢”が
必要になって来るとは思いますが。)


              結構スムーズにはめられるようになったぞ〜!

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by mathkid | 2013-01-11 09:37 | 非言語性学習障害

非言語性学習障害:般化の支援方法

この記事を書いて以来、しばらくの間非言語性学習障害について
とりあげていませんでしたが、これから又少しずつ学んだ事を記事
にして行きたいと思います。


非言語性学習障害の子達は一般に、”般化が著しく苦手である”
言われています。


この”般化”とは、まぁ簡単に言えば、すでに学んだ情報やスキルなど
を新しい状況に応用させる事
で、私達は日常生活の中で常にほぼ無意識
のうち瞬間的に、ある一定のコンセプトを幅広い分野に適応させたり、
特定のスキルや方法を様々なシチュエーションに応用させていったり
しています。


ところが、非言語性学習障害(以下長いのでNLDと省略)の子達は
このプロセスが非常に苦手で、例えそれが以前に経験した状況と少し
しか違っていなかったとしても、新しい状況下においては以前の
”似たような状況”からコネクションを見いだし、それを新しい状況
に応用する事が困難なようです。


NLDの子達が不安感を感じやすかったり、ナーバス気味になりやすい
のも、こういった“慣れない環境や状況”において、どう対処してよい
のかの判断出来ず戸惑ってしまうからではないかと思い、それを思う
と本当に不憫な気持ちになってしまいます。


優れた記憶力を持つ事から、事実的な知識や情報に溢れ、まわりからは
表面的には”頭がいい”と見られがちではあるものの、因果関係や推測力、
抽象的概念などといった思考力の部分の弱さに、こういった子達は教師
から”理解に苦しむ不可解な存在”だと思われている場合も少なくない
のではないか?と思います。


こちらのDeveloping an Educational Plan for the Student
with NLD
というページによりますと、NLDの生徒は何事も段階ごと
に言葉で説明したり、話し合ったりして”言語化する”ことが重要で、
”般化”のプロセスの支援方法として以下の事がリストされてました。


■ 生徒に対して指示やコンセプトなどを自動的に”般化”する
  と期待しない事

(これは私も過去によくやった過ちであります。(汗)以前にも似た
ような状況を経験しているので、多少は状況が違ってても基本的には
同じなので、応用を利かすだろうと勝手に思い込み、あーちゃんには
それができず、本人にとっては可哀想な思いをさせてしまった事が幾度
かありました。思い込みは禁物ですね。)

■ 以前習った事や経験した事を、「言語」を使って新しい状況に
  つなげてあげる。
 
■ 新しい情報やコンセプトを導入する際は、過去に学んだ情報を
  復習する。 (もちろん言葉を使ってですね。)

■ 言葉を用いて、物事やコンセプトの類似点や相違点、そして
  つながりなどを指摘する

■ 様々なシチュエーションで利かせる応用(般化)を言葉で表示する
  (般化を言葉で説明して理解させるって事ですね。)

■ 出来事や状況についての因果関係を系統的に話し合う。
  (やはりこれ又こういった概念を”言語化”して確認するという
  事でしょう。)


とにかくNLDの子は何事も”わかっているだろう”と決めつけず、
あらゆる概念(特に抽象的なもの)を全て言語化し、般化の過程を
ステップごとに説明したり確認したりして行きながら、応用力を身に
つける支援をしてあげるという事ですね。

(凸のスキルを利用して凹を克服するってやつですわ。)


ある程度適応力や応用力がついていけば、それだけ自信も芽生えてき、
慣れない状況下においてもかなり落ち着いて判断をくだしていけるよう
になり、ある程度不安感や恐怖感も減少するのではないかと思います。


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by mathkid | 2012-12-04 14:09 | 非言語性学習障害

長年の謎が解明? 非言語性学習障害について

先日もあーちゃんは、今月行われる予定のAMC(数学コンテスト)に
備えて練習問題をしていたのですが、やはりどうしても図形、それも
視覚的空間認知能力が必要とする類いの問題をかなり間違えていました。


例えばこんな問題など。

f0238562_9354062.jpg


18番の問題なのですが、右の長方形の紙をまず矢印のように下から
上へ半分に折り、そしてその後更に左から右に半分に折って、左上
×の位置に穴をあけ、それを元の状態に開いた時、紙はどの様に
見えるでしょうか?

f0238562_9512524.jpg


といったものなのですが、あーちゃんは最初Dのパターンを選び
間違っていました。

これには又もやちょっと驚いてしまいました。


この問題は数学が苦手なパパや私でも簡単に正解したのですが、
こんなシンプルな問題をあーちゃんが間違えてしまうなんて。


私が実際紙を使ってやってみせたら理解したようでしたが、(正解はB)
このような、”頭の中で図形や立体図形を操作する能力”が本当に
弱いのだな〜と又もやひしひしと実感させられたのでした。


何とかこういった部分を改善する介入法はないものか?と、パソコン
に向かい、まずは”自閉症、アスペルガー、視覚空間認知能力の欠如”
などと言ったキーワードを片っ端から打ち込んでググってみると、
まず、最初からずら〜と出て来たのが「Nonverbal Learning
Disabilities」
という言葉でした。


以前にも幾度かこの言葉に出くわした事もあったのですが、その時は
あーちゃんの問題点などに関しては、大抵の場合”アスペルガー”
ついて書かれた文献とかサイトを参考にしていて、どういうわけか
この”Nonverbal Learning Disabilities”(以下NLDと省略)の部分は
いつも素通り(素読み?)して、注意を払っていなかったんです。


で、今回じっくりこのコンディションについてリサーチしてみた
ところ、おお〜! (ノ゚□゚)ノおったまげました〜!


多くのサイトに書かれているこのコンディションの特徴を読めば
読むほどあーちゃんが見せる症状や特徴とピッタリ一致していて、
何だか長年不思議に思っていた謎がようやく解明されたかのような
まさに、私にとっての”Aha moment" (あ~、そういう
ことだったのか!と悟った瞬間)であったのです!


こちらが、基本的なNLD(日本語で言うと”非言語性学習障害”)の
特徴であります。

大きく分けて、まずこれらの3つの分野に影響をしてくるようです。

1.Organizational Skills and Executive Function
  (様々な管理能力と実行機能)

2. Sensory Integration and Visual-Spatial Processing
  (感覚統合と視覚空間処理)

3.Social Competency, and Pragmatic Language
  (社会的適性能力と実用的言語)




更にこちらのNLD on the Web!というサイトによりますと、

         
            ■非言語性学習障害によく見られる特徴


■アカデミック

・WISC (知能検査)では動作IQ よりも言語 IQが高い

・語彙や言語的表現が著しく優れている

・聴覚記憶(特に丸暗記など)が優れている

・詳細に関しての注意力は優れているが、全体的に見にくい
 (小を見て大を見失う)


・早くから”読む”能力が発達しているか、もしくは遅れている
 小学校高学年頃から”読解力”が問題となってくる場合が。
 (特に小説や文学など)


・算数/数学の面においての困難。 
 (特に文章問題や抽象的な応用問題の部分など)

・概念の形成や抽象的な理論付けが著しく欠けている場合も。

・一般化が著しく困難である。
 (すでに学んだ情報を新しい状況に応用するのが困難である)

・一般にこういった子達は聴覚的で単様式な学習スタイルを好む。
 (情報を処理中は見たり、書いたりなどその他の作業が伴わないかも)


■社会的相互関係

・何事もとても具体的に処理し、情報も文字通り解釈する

・ボディーランゲージや顔の表情、声のトーンなどといった、
 ”非言語的コミュニケーション”を処理するのが著しく苦手。

・言葉で表現されていない”もの”を直感的に察す事が出来ない

・非協力的と見られる可能性も

・複雑な社会的相互関係の状況において、スムーズに対処するのに
 大きな困難がある。


・ "street smarts" (厳しい世間を生き抜く知恵がある)に欠ける。
  とてもナイーブなところがある。


■身体的特徴

・運動協調性が欠ける
 (チームスポーツよりも個人競技に向いている)

・微細運動スキルに欠陥がある。
 (字が汚い、又書く事が非常に困難に感じる)


・空間認知の分野に著しい問題がある。

・自転車に乗ったり、ボールをキャッチしたり蹴ったり、又
 飛んだりスキップしたりが困難である。


■不安感(Anxiety)

・青年期にかけて特に、不安症や鬱病に苦しむ可能性が。

・中学くらいの頃までには引きこもりがちになり、外に出て行くのを
 恐れるようになる(広場恐怖症に苦しむ)可能性も。

・新しい環境や状況又、ルーティンの変化に適応出来難い。

・自尊心の問題
 自殺の増加など。


ちなみにオレンジ色の部分はあーちゃんの特徴に当てはまる部分で、
こうして一つずつ特徴を見て行くと、数学の分野などの問題等、
数カ所の部分を除いては、まさにあーちゃんにピッタリと当てはまり、
何だか不気味なくらいであります。


(現在の時点ではあーちゃんは”不安症”ではありますが、リストに
書かれている問題は生じていないので、これからはこの分野にて細心
の注意が必要だと認識しています。)


この非言語性学習障害は、現在の時点では”単独の診断”はなく、
Neuro-cognitive (神経ー認知的)の学習障害の一つのようですが、
こちらのスライドによりますと、アスペルガーやトゥーレット障害
などといった不安障害と重なって起こる場合も多くみられるそうで、
特にアスペルガーについては、


NLD may be the "learning disability " seen in Asperger's.
 (非言語性学習障害はアスペルガーの中に見られる
  ”学習障害”である)


■All children with Asperger's have NLD, but not all NLD
children are Asperger's.

 (全てのアスペルガーの子供達が非言語性学習障害をもって
  いるが、非言語性学習障害の子達の全てがアスペルガー
  だとは限らない。)

と、この2つのコンディションにはかなりの深い関係がありそう
とも言えるようです。


原因に関してはまだ色々と調査中のようでありますが、一つの仮説
としては、右脳の機能に何らかの欠陥があるのではないか?という
事で、右脳の機能が低下すると、上記のような特徴がみられるよう
であります。

もちろん人間の脳は左右両方であらゆる機能が司られ、右だけ、とか
左だけの機能と区別されたものではないのですが、一般に(話す)
言語は左脳、視覚や非言語的情報などの処理は右脳というふうに主な
役割が分担されているみたいで、更に右脳は新しい情報や、言語と
非言語間の伝達の矛盾などを理解したりする機能を果たしていると
いうことらしいのです。

ディスレクシア(読字障害)が”左脳”の機能が弱い障害というのに
対して、非言語性学習障害は”右脳”の機能が弱いと、この2つの
学習障害は対照的であるようですね。


非言語性学習障害の子達の中には”左脳優位”であるとみられている、
”ハイパーレクシア”の子も多いと言う部分も納得出来ます。


ちなみにこの非言語性学習障害についてとても参考になるサイトを
いくつかリンクしておきます。

■ASPERGER’S SYNDROME, NONVERBAL LEARNING DISORDER
 AND OTHER NEUROCOGNITIVE DISORDERS


■NLD on the Web!

■Non-verbal Learning Disability (NLD or NVLD)

■非言語性学習障害とアスペルガー障害の違いはなんですか?
 あるいは一緒なんですか?


■非言語性学習障害症候群の特徴



私自身、まだまだ色々な情報を読みあさっている段階なのですが、
それにしても”おお〜、そうだったのか〜!”と自閉症やアスペの
特徴だけでは説明出来ない部分がいっぱいでてきて、本当に目から鱗
状態であります。


3歳では「自閉症」の診断が当てはまり、5〜6歳ではほとんどの特徴
がアスペルガーに当てはまり、現在の時点では更にそこから新たな
特徴が見られ、と子供の成長によって示す特徴もどんどんと移り変わり、
発達障害においては「診断名」さえ、石に永遠的に彫りつけられたもの
ではなく、子供の発達によって変わっていく流動的なもので、親はその
発達の変化に的確に対応していくべきだな、と思ったのでありました。


私のブログではこれからも頻繁にこの「非言語性学習障害」の言葉を
聞く(見る?)機会が増えるのではないかと思います。(笑)



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by mathkid | 2012-11-11 14:09 | 非言語性学習障害

立体図形が描けないのは構成失行のせい?

あーちゃんは3歳近くになっても言葉が一切でてなかったので、私達
はその原因を追及する為に発達小児科や小児脳神経科、小児精神科、
耳鼻咽喉科、 言語病理学者などといった数々の専門家を訪れ、様々
な検診を受けました。

自閉症を含むいくつかの「診断」の中に、”言語の発達が遅れて
いる原因”として、verbal dyspraxia(言語協調障害)があげられて
いました。

この言語協調障害と言うのは、認知的な障害はほとんど、または全く
ないものの、言語に必要とされる協調的な運動を適切に行うことが
できないという運動障害の一つのようで、言語検査でもreceptive
言語(聞いて理解する能力)よりもexpressive言語(話す能力)
の発達が極端に遅れていたと言う結果をみても納得出来ました。

(こっちが言ってる事はわかっていたようなのに、なぜか話す事が
できなかった。)

これは口内や舌、又目や顔のバーツなどの協調運動が困難である
「口腔顔面失行」にも関係しているものだと思います。


赤ちゃんの頃のあーちゃんは、口や舌の動きが充分コントロール
出来ず、私のお乳を効果的に吸う事が出来ませんでした。

(いつもお乳を飲んでいてもすぐに乳首から口が離れてしまい、
その度に火がついたように真っ赤な顔をして泣きわめき、大癇癪
を起こしていました。)

又、口に締まりがなくいつも口から大量のよだれを流してましたし、
2〜3歳になってもストローで飲めなかったり、ふ〜っとろうそく
などを吹き消すように息が吹けなかったり、あっかんべ〜と舌を
出す事も出来ませんでした。

実を言うと未だに口笛もきっちりとは吹けません。

後、目や眉毛、口元などを自主的に動かす事も困難で、小さい頃は
ウインクも出来ませんでしたし、(今でも完全には無理ですが。)
スピーチセラピーでOの音を出す時は自分で唇を丸められなかった
ので、両手で唇を挟み押して丸に近い状態にして発音してました。

          これ、「ウインクして」と言った時の顔です。(汗)

f0238562_11425336.jpg



当時はこんな感じで頑張っている姿を見るのが不憫で、よく陰で
涙してましたよ。007.gif

f0238562_0423689.jpg


そして口内や顔面だけでなく、もちろん身体全体の協調運動にも
問題があるようで、基本的にはコーディネーションを必要とする
動きの実行が困難なようであります。

実は今でもグループ縄跳びができませんし、私達がごく普通に習得
してしまう、スキップのような動きが難し過ぎて出来なかったので、
いつもワオキツネザルみたいにピョンピョン跳ねてました。

(足を交互にできないので片方だけでスキップするみたいな。)


だからあーちゃんは全体的に失行( Apraxiaー運動可能であるにも
かかわらず合目的な運動ができない状態)という運動障害がある
ようです。

私はこれは、お産時の”酸欠”が原因で脳のある部分にダメージ
を与えた為ではないか?と疑って仕方がありません。

あーちゃんは私のお腹の中で心音が確認されなくなった為、即緊急
帝王切開で生まれたのですが、その際は泣き声もなく(多分ほぼ
仮死状態だった)私は意識はあったのに産まれたばかりの我が子の
顔も見せてもらえず、あーちゃんはそのまま素早く別の部屋に連れ
去られていってしまったという何とも大変なお産でした。

f0238562_0445316.jpg


妊娠中のミステリアスな発疹の場合もそうですが、この件に関しても
”自分の責任”だと感じてしまい、しばしば罪悪感にかられる事があります。

その一方発達性言語協調障害のいくつかのケースは、FOXP2 遺伝子
の変異と関係しているというのを聞いたりすると、まあ、遺伝なら
仕方ないかな、と開き直ったり...

いずれにせよもうこんな事ばかり感じていてもホント、仕方が
ないんですけどね。


で、この”失行”について効果的な対処法(セラピーやトレーニング)
などを調べていたところ、このような興味深い説明を見つけ、
「こっ、これは!」013.gifとちょっとビックリ。

Constructional apraxia is apraxia manifested as an
impairment in activities such as building, assembling, and drawing.

The difficulty people have with this condition occurs when trying
to draw a picture
or assemble an object from other objects, for
example building a tower from toy building blocks.

The main deficit of this condition involves the inability to perceive
and imagine geometrical relations. A person suffering from
constructional apraxia cannot draw 3D objects because they
cannot imagine the lines or angles associated with an image
they are trying to replicate. Another deficit observed is having
trouble following spatial perception, for example following a map.


構成失行ー頭頂葉の障害でおこると考えられており、左右で障害の
パターンが異なるという説もある。操作の空間的形態が障害される
行為障害と考えられている。かつては視覚性失行と言われていた。

具体的には客体を用いた描画、平面的図形構成、立方体構成がうまく
できない。誤りのバターンとしては歪み、線の増加、省略、保続、錯乱、
大きさの変化、空間図形の平面化、逆転、回転などさまざまである。
影絵の狐など指パターンの模倣もできないことが構成失行ではよく
認められる。


(Wikipediaより)


へ〜! 失行の種類にこういうのがあったなんて!

立体図形の絵を描いたりするのが苦手だと思っていましたが、もしか
すると、あーちゃんの失行はこの部分にも及んでいるのかもしれない
と思いましたよ!

頭でこういった空間的なものや図形などが認識しにくく、又それを
再生する(描く)運動の働きに問題があるんでしょうね。


立体図形だけでなく、こういう平面図形を描かないといけない問題
などもかなり困難に感じるようで、この問題も簡単に挫折してました。

(三角の一辺に四角を描きなさい、というような指示ができてない。)

f0238562_10492841.jpg



小さい頃セラピーやOTなどで口内や顔面の協調運動が向上したので、
こういった部分も練習やトレーニングを重ねて行けば、進歩が期待
できると信じています。

パパのエクササイズプランも順調に進んでいるようなので、後はその
プランを着実に実行して行きたいと思ってます。


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by mathkid | 2012-08-21 11:08 | 非言語性学習障害

数学が大好きな14歳の2E kid(ASD&ギフテッド)あーちゃんの日記。 カリフォルニアからネバダに引っ越し新しい学校へ通い始めました。凸を伸ばし凹を支援の精神で頑張ってます。 目指すはMIT or Caltech!


by あーちゃん ママ
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