カテゴリ:ギフテッド/2E( 71 )

燃えるギフテッドの脳

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ギフテッドの人達が知能や感情面などにおいて、私達一般人とは違うというのは、
実際観察できやすい部分だと思うのですが、(例えばIQ数値やOEなど)では、
表面的には見る事が出来ない”脳”においてはどうなのでしょう?

ギフテッドの人達と、平均的知能の持ち主との脳の間には、何か構造的や機能的な
違いが見られるのでしょうか?

こちらの「Brains on Fire: The Multinodality of Gifted Thinkers」という記事に
よりますと、どうやらギフテッドの人達の脳と一般の脳とでは、明らかにいくらか
” neurological differences ”(神経学的な違い)が観察出来るようであります。


脳機能的磁気共鳴画像法(fMRI)でギフテッドの脳の映像を見た時、まず最初に
気がつくのが、脳がまるで燃えているかのようにみえる(brain on fire)という事
で、これらのスキャン一面に広がった、真っ赤に燃える代謝活動の活発な各部分は
グルコースが脳に燃料を供給する為に代謝される際起こる、何百万という微燃焼
”micro–combustion”の様子を表しているとの事であります。


これらの脳の活動の統合は計画的であり、又複雑で、視覚的、空間的、言語的、感覚
的な領域内のコーディネーションを必要とするそうです。

ギフテッドの人達は大抵の場合、単一モード思考ではなく、多種多様で、マルチモード
(多様式)の情報をオーガナイズするのに優れているようであるとの事で、こういう
人達っていうのは、思考活動を行っている際、とにかく脳のありとあらゆる分野が
活発に機能しているんでしょうね。

(脳内の幅広い分野に渡ってのコミュニケーションが円滑なんでしょう。)


この研究の著者であるBrockFernette Eideは、ギフテッドの脳というのは、超
敏感(ハイパーセンシティブ)である為、強化された記憶力や偉大な分析能力など
と言ったギフトをもたらす反面、感覚過敏(OE)や注意散漫、自己管理能力の欠如
などと言った、弱点も同時にもたらすという、double-edged sword( 両刃の刃)的部分
があるとの事で、脳の各部分の相互作用を強化し、(各分野のコミュニケーション
を素早く効果的にする)個人の能力を高める神経回路ですが、同時に強化された
感覚は刺激に過敏に反応するので、それがOEといった症状をもたらす事になる
みたいですね。


やれやれ、物事にはなんでも”trade-off"と言う物があるようですね。

これらの強調された敏感さのゆえ、ギフテッドの子供達は比較的短期間に何度も
反復しなくても学んでしまい、長々と広範囲に渡った説明や指示もあまり必要と
しないという事ですが、しかしその敏感な部分は、広範囲に渡るとうよりも、
”分野特定”(視覚、聴覚、運動感覚など)の場合もあるという事を頭に入れておく
べきだと言う事です。


この”強調された敏感さ”は、多くの場合、”強調された被転導性”(注意を維持する
ことができず,現在行っている課題から容易に注意がそれてしまう事)という形と
なって表れる事もあり、こういった子供達はしばしばADHDと疑われる場合も少なく
ないようですが、ギフテッドの子の場合はこういった注意散漫な態度もかなりの
”根気の良さ””持続性”が伴い、たとえアテンションがあちこちさ迷っているように
見えても、与えられたタスクに戻る事ができ、最終的にそれらを成し遂げる事が
できるのであれば、それを”障害”だと見なすべきではないでしょうと言う事です。


実際、それらの "distractibility" (被転導性)は創造性の根源の一つでもあると
されているみたいですし。

ただ、被転導性、視覚的、聴覚的、触覚的、もしくはその他の感覚的”敏感さ”の
いずれであろうと、それらが”学習の妨げ”となる”敏感さ”であるなら、それらは
問題となり、検査と治療が必要となってくるという事です。


こういった、ギフテッドの子の特徴、もしくは「ギフテッドの脳の神経学的な違い」
は、親御さん達だけでなく、是非とも子供の教育に携わる人達(学校の先生や
習い事の先生、コーチなど)に知ってもらいたい情報ですよね。


そうすれば、教育現場でのギフテッドの子達に対しての”理解””対処の仕方”
などにも参考になるのではないかと思います。


皆が10回反復して修得するところを、ギフテッドの子達が3回だけで済むという
のを認識していれば、先生も反復作業を無理矢理強制する必要がないとわかって
くれると思うのですが。

(そしてその反復作業がギフテッドの子にとっては”拷問に等しい”という事も
理解してくれるようなら万々歳なのですが。)


というわけで、ギフテッドの脳っていうのは、やはり私達の脳とは神経学的に
違うんでしょうね。

知能の高さも、過度激動OEも、その他のギフテッドならではの特徴も、実は
こういった、脳の神経学的違いを反映するものなんでしょうね。


この記事、内容的に情報量が多くて、全てのポイントを訳するのに時間がかかって
しまうので、今回は簡単に一部の概念だけ紹介しましが、英語が出来る方には
是非、全部読んでもらいたい、とても素晴らしい記事です。

(英語が得意じゃない方も頑張って〜! く( ̄Д ̄)ノガンバレーーー♪


最後に、こちらの「Brains on Fire - Gifted Thinkers」という、同じ著者による
スライドで、これらのギフテッドの脳の”二面性”の特徴が簡潔に説明されて
いますので、興味のある方はチェックしてみて下さい。(英語ですが)

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by mathkid | 2013-04-09 11:08 | ギフテッド/2E

「神の子–highly gifted」

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日本のアマゾンでこんな本を見つけました。

                  「神の子―highly gifted」

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”どうして、こんなことになってしまったのか? 一体、どこで歯車が狂って
しまったのか? 息子よ、教えてくれ!  天才児を殺人鬼に変えたのは―誰?
校長歴10年の著者が、教育界の暗部を鋭く抉る。”


(アマゾンの作品内容より)


著者は高校教師、そして10年間公立高校の校長をしていたみたいですが、
実際、教育者の立場から見て、こういった”高知能の子達”(ギフテッド)
をどう捉えているかという部分が作品にも反映されているのではないかと
いう気がして、是非とも読んでみたい一冊です。


ざっと、大まかな内容説明を読んだ限りでは、この本には、ギフテッドに
対する現在の教育状況や社会全体、又は親達への”警告的メーセージ
含まれているという印象を受けるのですが、さて実のところはどうなので
しょうか。


ギフテッドに対して誤った情報や、下手に誤解を招くような描写がされて
いない事を願ってますが。


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by mathkid | 2013-04-06 04:49 | ギフテッド/2E

ギフテッドと睡眠障害

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ギフテッドの育児ブログ(日米両方)やギフテッド関係の文献を読んでると、
よく”子供に何らかの睡眠障害がある”といった記事を見かけたりします。


うちの場合、あーちゃんは赤ちゃん時代から6才くらいまでの時期は、寝付きが
異様に悪かったり、寝付いても3時間くらいしたらすぐ目を覚まし、その後眠れ
なくなってしまったり、と言った事はありましたが、夜驚症夜尿症などの症状
を見せた事はほとんどといっていいほどありませんでした。


赤ちゃんの頃、特に生後2〜3ヵ月の頃はとにかくよく泣いていて、2時間続けて
眠ってくれたらラッキーな方で、全体的にあまり寝ない子でしたね〜。


          寝ている時は、つかの間のピースフルなひと時でした。042.gif

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             ベビーベッドで1人では寝たがらなかった。

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そんなあーちゃんも、キンダーに行き始める頃から夜中に起きる事もほとんど
なくなり、睡眠に関しては何も問題がなかったようです。

(ただ、やはり基本的にはあまり睡眠を必要としない体質のようで、週末と言えど
時には学校行く日よりも早く目を覚まし、朝っぱらから何らかの頭を使う活動
に勤しんでいる姿をよく目撃します。)


でもこちらの「Misdiagnosis and Dual Diagnosis of Gifted Children」と言う
記事によりますと、一般と比べ、ギフテッドの子達は夜驚症夜尿症夢中歩行
(Sleepwalking)など、なんらかの”睡眠障害”を持つ場合も少なくないようです。


この記事、睡眠障害に関してだけでなく、その他にもすごく参考になる事が
 書かれていますので、英語の苦手な人も是非目を通していただきたいです。)


親達の報告によりますと、これらの子供達の見る夢というのが普通以上に真に
迫っていてリアルで鮮明、カラフル、そして強烈らしいという事なのですが、
(子供の描写でしょうね。)これもやはりなにごとに対しても敏感に反応し、
強烈に感じてしまうというギフテッドの特徴(OE )ならではの現象なのかも
しれませんね。

イマジネーションが豊かな子とか、特にそういった夢を見そうな感じがします。


ただ、これらが普通の夢だと問題もないのでしょうが、”悪夢” 031.gifとかだと
一層リアルで強烈に感じてしまい、夜驚症となって表れるのかもしれません。

そしてこの記事に書かれていた事で(ふ〜ん)と思ったのが、ギフテッドの
中でも、男の子の方が夜尿症や夜間歩行などの症状を示す場合が多いらしく、
これも何か神経的なものが関係しているのかも?なんて思ったりしました。


(実を言うと、うちのパパも8歳くらいまで頻繁におねしょをしていたらしく、
当時パパの両親は”軽いショックを与えて不愉快な感情を連想させ、その行為を
ストップさせる”と言うaversion therapy(嫌悪療法 )的アプローチをとっていた
みたいですが...009.gif


親としてはこういった症状や現象を目の当たりにするとやはり心配してしまい
ますが、これらも神経学的にみて一般とは異なるギフテッドに見られがちな
コンディションなのだという事を認識すると、ある程度納得いくのではないか
と思います。


あと、この記事に書かれていた事で面白いなと思ったのが、ギフテッドの子供
の中には、約20%が通常よりも睡眠を必要としない一方、20%は通常以上の
睡眠が必要であるという事で、親の報告によるとこのパターンは幼児期から
すでに見られ、成人期まで持続するみたいです。

ギフテッドのなかでも少しの睡眠でも充分機能出来る人もいれば、たっぷり
睡眠をとらないとダメなタイプもあり、一概に”ギフテッドの人はあまり睡眠
を必要としない”
とは言えないようですね。


ただ、こちらの「Tips to Help Your Gifted Child Fall Asleep」と言う記事でも
少し触れてますが、

”A gifted child will often complain to parents that his brain just won't stop
working. He or she will even say things like, “My brain won't turn off” or
“My brain won't let me go to sleep.”


と、ギフテッドの脳は就寝時でも直ちにスイッチがオフの状態になり難い
ようではありますが。

ギフテッドと睡眠障害、なかなか興味深い話であります。
     
                    
                     Nappy Time! 019.gif

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                  こちらは親子で居眠り。(笑)

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by mathkid | 2013-03-27 08:16 | ギフテッド/2E

Impostor Syndrome(インポスターシンドローム)

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ギフテッド関係の記事やら文献やら読んでいると、たまにImpostor Syndrome
(インポスターシンドローム)
という言葉に出くわします。


このインポスターシンドローム、(日本語にすると詐欺師症候群って言うみたい
ですが)Wikipediaによりますと、


The impostor syndrome, sometimes called impostor phenomenon or
fraud syndrome, is a psychological phenomenon in which people are
unable to internalize their accomplishments. Despite external evidence
of their competence, those with the syndrome remain convinced that
they are frauds and do not deserve the success they have achieved.
Proof of success is dismissed as luck, timing, or as a result of deceiving
others into thinking they are more intelligent and competent
than they
believe themselves to be.”



とあり、まぁざっと言いますと、自分の成功や業績を自らの実力であると信じる
事ができない心理現象の事で、能力を証明できる証拠がありながらも、自らを
”詐欺”とみなし、今までの成功や業績は自らの実力によるものではなく、単に運
やタイミングが良かっただけ、もしくは自分が実際以上に知的で能力が高いと見せ
かけているだけ”と思い込み、いつまでも自分に自信がもてない状態の事をいう
ようであります。


私達は一般に、ギフテッドの人達は有能で、自信と自尊心に満ちあふれていると
見てしまいがちですが、実際は高すぎる自己に対する期待や思わぬ劣等感が彼ら
の成功や実績に暗い陰をさす事も珍しくないようです。


これは特にいつも絶え間ない成功や実績を納めている”ハイアチーバー”の人達に
当てはまると思うのですが、


”In an attempt to maintain the illusion of perfection, they avoid
situations in which they might not be the best. ”



と言う事で、自分が”完璧である”というイルージョンを維持する為、本人にとって
不利になるような状況(好成績、完璧を望めそうにない状況)を避ける傾向にあり、
こういうった状態はギフテッドの子にとって、感情的にも知的にもそして個人の成長
にネガティブな影響を与えるので、親や学校の先生達はこういった現象を認識し、
それらを適切に対処して行く必要があるでしょう。


(ちなみにこのインポスターシンドローム、ギフテッドの女の子や、女性などの
間に多いらしいです。やはり女性と男性では心理面においても”物事の見方”も
多少違ってくるのかもしれませんね。そういえば大昔、学生時代心理学ででてきた
” locus of control”(統制の所在)というのを思いだしました。これも男女の
間で違いがあるとか言っていたような...かなり昔の話なので記憶がもうろう。)


こちらの「The Curious Case Of Impostor Syndrome」という記事に、参考
になりそうな対処法がいくつか載ってました。


★What To Do?


■メンター(恩師、特定の領域において知識、スキル、経験、人脈などが豊富で
 成功体験を持ち、役割モデルを示しながら指導・助言などを行う人)の存在。
 

■信頼出来るフィードバック

 メンターや先生の意見や正直なフィードバックは、自らの能力を客観的に
 評価するのに役に立ちますね。
 

■インポスターシンドロームの認識

 自分が経験している状態には”名称”があり、同じような経験をしている人達
 が他にもいるという事を知るのは精神的な負担が軽くなるようです。


★教育者が出来る事

生徒に注意をはかり、1人だけで作業させないようにする。
改善、又は向上をする為の思いやりのある、正直なフィードバックを与える。
生徒に”課題を全てマスターした”という印象を与えないように気をつける。
(ギフテッドの子達は自分が課題をマスターしていない事を承知なので、この
ような印象は彼らにとって、”非客観的”に見え、信用を失う可能性が。)


★親が出来る事

子供の興味関心分野で、フィードバックやガイダンスなどが得られるメンター
やエキスパートを見つけてあげる。 子供があなたの意見を信じなくても個人的
にとらないように。ある程度のリスクや失敗、間違いを受け入れる事を励ます。
”パーフェクトである事の期待”が子供の判断を曇らせないようにさせる。


学年が進み、アカデミックな分野がチャレンジングになると、ハイアチーバーの
子供/生徒は自らに疑問を持つ子も増えるのではないかと思います。


それゆえ、本人がインポスターシンドロームの存在を認識し、それらを適切に
対処していくのがとても重要になって来るのではないかと思います。



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by mathkid | 2013-03-21 11:55 | ギフテッド/2E

Gifted & Talented Resource Fair

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私達が以前住んでいたカリフォルニアの田舎町の学区と比べると、現在の学区は
GT(Gifted & Talented)プログラムもとても充実しているようで、調べれば
調べるほど様々な教育のオプションが存在する事を発見し、あーちゃんの今後の
選択も更に広がった感じがし、私達もとても喜んでいます。


更にこの学区には、「GT Parent Connection」と言う、地元のGTプログラム
に携わっている教育者や親達によって形成された”ギフテッドのサポート機関”
存在し、ギフテッドやタレンテッド関連の情報やサポートなどの提供、又その他
様々なイベントの開催などの活動にとても活発で、この地域のGTコミュニティの
密接な結びつきを感じさせてくれます。


そして昨日の夕方、そのGT Parent Connectionが、「Gifted & Talented
Resource Fair 」(ギフテッド&タレンテッド情報フェア)
というイベントを
開催していたので、メンバーである私達も様子を見に行って来ました。


         イベントは市内のあるハイスクールの体育館で行われました。

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             館内はGTファミリー達で賑わっていました。

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設置された情報ブースを色々見回っていると、いきなり

「Hi, あーちゃん!」

という呼び声がしたのでそちらの方向を振り返ってみると、なんと数学関係の
情報ブースに、あーちゃんのARML(高校の数学コンテスト)のコーチの姿が
ありました。

このコーチはデイビソンアカデミーの生徒で、北ネバダ州大会で上位8位内
にランク入りした唯一の女の子、Sさんのお母さんでもあります。


いつも思う事なのですが、ギフテッドの子の親達自身、大学の教授だったり、
なんらかの形で学術的な分野で活躍している人達が多く、(そして高学歴)
ごく一般の学歴で、職業はただの”退職ひきこもり親父”と”専業ひきこもり
主婦”のパパと私はかなりの場違いな感じがして、こういう親達との交流も
なんだかつい消極的になってしまいます。(笑)


周りは”鷹が鷹を産んでいる”のに、どうしてうちだけ”とんびが鷹を産んだ
状態? といつも思ってしまう。( ̄~ ̄;)


(ゾンビが鷹を産まなかっただけでもましか!)


その後、デイビソンアカデミーのコーナーに寄ってちょこっと話を聞いた後、
以前からちょっと気になっていたInternational Baccalaureate (IB)
プログラムを提供している市内の高校のプースを訪れ、このプログラムに関して
の詳しい情報を収集してきました。


*このプログラムについてはこちらのリンクへ
     ↓
「International Baccalaureate (IB)(国際バカロレア資格)」


説明をしてくれた人の話によると、このプログラムはアカデミック的にもかなり
ハードなようで、それだけじゃなくその他の教科外活動など、人格形成の部分
にも力を入れたプログラムのような印象を受けました。


彼女の説明によると、このプログラムを終了し、IBのディプロマを取得すると
大学受験にもかなり有利なそうで、このプログラムに参加していた彼女の娘さん
は、応募した大学10校のうち、9校から合格の通知がきたそうです。


それもこの応募した10の大学のほとんどが、ハーバードやイェール、プリンストン
などといったアイビー・リーグ校だったそうで!


ひょえ〜!(」゚ロ゚)」 OMG~!


9校合格って、い〜にみに〜 まにも〜状態じゃないですか! 
ハーバードにしよっか?<(゚-゚=)(=゚-゚)ゞいや、やっぱイェールにしようか?



そんでもって、なんでもその方の娘さん、このプログラム(高校4年間)の前、
デイビソンアカデミーを受験して合格したらしいのですが、デイビソンを断り、
こちらの方を選んだという事だそうで、


(あの天下の天才学校、デイビソンを断るか〜!)Σ(゚д゚;)ぬお〜!

って、ビックリしてしまいましたよ!


まぁ、アイビー・リーグを目指してないあーちゃんに、このプログラムが向いて
いるかどうかはこの先もう少し詳しく調べる必要があると思うのですが、(個人
的にはこういった大学は、MITCalTechなどの大学とは受け入れる生徒の
プロフィールが違う感じがします。)とりあえずこれも一つのオプションとして、
頭の片隅に置いておくのもいいかもしれませんね。


            このハイスクールのブースでもらった鉛筆。

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I think, therefore IB

これ、多分デカルトの、

"I think, therefore I am" (Cogito ergo sum ) 

「我思う、ゆえに我あり」

をもじっている(パロディ?)と思うのですが、なんだかかなり無理っぽい気が...
あはははっ...


(IBと聞くと、どちらかというと"Irritable Bowel"が頭に浮かんで来る私は、
”I ate, therefore IB( Irritable Bowel)という感じがします。)


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by mathkid | 2013-03-20 06:30 | ギフテッド/2E

ギフテッドは心理的に両性である?

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...っと、こんな言い方したらちょっと誤解を招くかもしれないのですが、決して
”性的”な意味で言っているのではなく、う〜ん、日本語ではなんと表現すべきか、


”Gifted girls and boys are generally more androgynous than
other children."


とあり、まあ、要するにギフテッドの人達は、世間一般が持つ”典型的な男女の性の
役割や行動”
などの概念にあまりとらわれず、心理面において男性的、女性的の両方
の特質(psychological androgyny)を持っている人が多いという事らしいのです。


例えばギフテッドの女の子であれば、手芸やダンス、料理とか言った通常女の子が
好む活動に興味を示すと同時に、化学実験や宇宙、恐竜やサッカーなどといった、
典型的な男の子が好む活動にも興味があったり。


ギフテッドの男の子の場合も同様で、フットボールや昆虫採集、魚釣りなどの活動
に興味があると思えば、バレエ(ダンス)コーラス隊、ガーデニングなど、一般に
女の子が好む活動を好んだり。


この子達は興味関心の幅が広く、自らの知的好奇心や知識、情報の渇望を感じる
まま、伝統的な固定観念やステレオタイプに縛られる事なく、自らの関心を追求
して行ってるのでしょう。


あーちゃんもそういうところがある感じがします。


過去にも友達や仲間なども結構女の子が多かった(それも年上)気がしますし、
(外でスポーツするよりは、本を読んだり学校ごっこをしたりするのが好きだった
ので)趣味や関心分野だけでなく、気性も穏やかだったので、女の子との関係の
方が楽だったと言う感じがします。


小さい頃や小学校の頃はそれでもよかったのですが、中学ともなると又話も
変わってき、特に思春期真っ只中の12〜13歳の子達の間では、異性に対する
意識や接し方も変わって来て、ジェンダーニュートラルな態度を示す子達は
あまりいい見方がされず、いじめや嫌がらせの原因にもなるかもしれません。


つい最近、あーちゃんがちょっとがっかりして私に話してくれました。


なんでも今までお昼はクラスメートの数人の子達と一緒にランチを食べていて、
その中にAちゃんという、成績優秀で精神的に(13歳のわりには)大人の女の子
もいて、あーちゃんはその子とアカデミックな話題に花をさかせたりしてお互い
意気投合していたらしく、Aちゃんの事をベストフレンドと思っていたらしいの
ですが、そのAちゃんがここ最近は1人でランチのグループから離れ、別の
テーブルで他の男の子と仲良くしているそうらしいんですよ。


あーちゃんにしてみればその事がとてもショックらしく、Aちゃんは自分の事を
嫌いになったのだろうか? もう友達と思っていないのだろうか?などと思い
悩んだりしていたみたいですが、詳しく聞く所によると、その別の男の子は年上
の子で(8年生)どうやらAちゃんとその子は”友達以上”の感情をもった仲の
ようなんですよ。


もちろんAちゃんも13歳ですし、気になる男の子も1人や二人いることでしょう。


でもあーちゃんにはそういった男女関係の意識がまだ薄いみたいで、ベスト
フレンドのAちゃんが自分と一緒にランチを食べなくなった事に、かなり困惑
していた感じでした。


あ〜、ミドルスクールってやっぱりあーちゃんのような奥手の子にはソーシャル
の面でカオスの世界って感じですよね。


とりあえずあーちゃんにはAちゃんの行動が”あーちゃんに対して個人的なもの
ではない、Aちゃんは今恋をしているのかもしれなくて、そういう時期もある”
と説明してあげると、ちょっと寂しげな表情ながらも納得したようでした。


というわけで、一昔前、ミドルスクールになったら読ませようと買っておいた、
「The Middle School Survival Guide」という本をあーちゃんに渡すと、とても
興味深そうに読み始めたのでした。

f0238562_11355293.jpg


特に"Peers"(仲間)の部分が役立つかも。
このように、男女の関係について書かれた部分も。

f0238562_1139778.jpg



あーちゃん、数学に関してはピピっと素早いんだけど、ど〜もこういう
事に関しては”love in the air~"016.gifの空気が読めないというか、
感知するのが鈍いようで。


まあ、これからこのサバイバルガイドを頑張って読んで、なんとかミドル
スクールという茨の道を無事通り抜けてくれるといいのですが...

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追記:

皆さん、あーちゃんの体調を心配して下さってありがとうございます。
やっぱり風邪引いたみたいで、今日もコンディションはあまり変わってませんが
このまま悪化さえしなければ、明日は何とか大丈夫そうです。

明日のMathcountsの州大会、頑張って行って来ます!

ファイトーー!( ゚ロ゚)乂(゚ロ゚ )イッパーーツ!! く( ̄△ ̄)ノおお〜!頑張るぞ〜!



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by mathkid | 2013-03-09 11:54 | ギフテッド/2E

ギフテッドの性格タイプと学習環境の調整

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ギフテッドの子の中には学校での態度や行動が望ましくないとみなされ、教師から
「問題児扱い」されている子も少なくありませんが、中にはこれといって特には
目立った問題行動もなく、学校での環境にうまく溶け込み、順応している子もいる
のも確かです。


ギフテッドの人達の間には、”ギフテッドならでは”の一定の特徴や特質が観察できる
とは言え、これらの人達の中にも私達一般の人口と同じく、それぞれ違ったタイプの
性格
が存在するわけで、こう言った”学校での行動の違い”は個人の”性格のタイプ”
も関係しているようです。


「Level of Giftedness」(ギフテッドのレベル)の研究でお馴染みのギフテッド
の専門家、Dr. Rufが、ギフテッドの性格タイプと学校での環境の調整についてなど、
とても興味深いペーパーを書いているのでリンクをしておきたいと思います。 


「Gifted Child Personality Types and Effective School Lesson Plans」


Getting Inside Kids’ Heads: How to Design Lessons that Foster
 Positive Social Action」




これらの文献の中にでてくる The Myers-Briggs Type Indicator®(MBTI)
という性格診断は、ユングの類型論に、判断的態度と知覚的態度を組み合わせた
4指標16種類で性格を区別するもので、こちらがそのタイプの種類です。


■4つの指標

E-Extroversion(外向的) / I-Introversion(内向的)

・S-Sensing(感覚的) / N-Intuition(直感的)

・T-Thinking(思考) / F-Feeling(感情) 

・J-Judging(判断的) / P-Perceiving(知覚的)


■16タイプ

ENFJ   INFJ
ENFP   INFP
ENTJ   INTJ
ENTP   INTP
ESFJ   ISFJ
ESFP   ISFP
ESTJ   ISTJ
ESTP   ISTP

こちらのサイトで自己診断ができます。
  
「MBTIタイプ別性格診断」

(*ちなみに私はISTJ(内向/感覚/思考/判断的)タイプでした。
ISTJ型:やらなければならないことはする
説明読んでみると当たってるような気も。”家事を要領よく手早く行い、家の中は
きちんと片付いている。”という部分は当たってないな〜。012.gif


詳しい性格タイプの説明はこちら。
   
「性格タイプの説明」


”The most commonly mentioned personality type found among
the gifted was
INFP..”


という事で、一般にギフテッドの中で一番よく見られるタイプだと言われている
のが INFP(内向/直感/感情/知覚的)のようで、Dr. Rufの長年の個人のデータ
(彼女が検査したギフテッドの子達とその家族350件以上)によりますと、圧倒的
に多数(92%)の子供達が P-perceiving(知覚的)だそうです。


このPタイプの子供達は、J-Judging(判断的)の子達と比べると、行っている
作業に興味がなかったり、面倒くさいと感じたら集中力を失ってしまい、最後
まで作業を終える事ができなかったりするそうです。


彼女のデータから、こういった学校での問題行動や態度が目立つPタイプの子が
圧倒的に多かったからといって、多くのギフテッドの子がこのタイプに所属する
とは限らず、(でも実際やはりこのタイプが多いかも?)Dr.Rufの考えるところ
では、通常彼女のような専門家を訪ねるというのは、一般的に親が子供の学校で
の問題を認識しており、何らかの答えを求めている場合が多いのではないか?と
言う事で、彼女のサンプルにこういったタイプが多く見られるのも納得できる
感じがしますね。

(必然的にこういうタイプが専門家を求めて集まる。)

(うちもあーちゃんの学校での態度や行動が原因でギフテッドの専門家を
訪れたんだっけ。)


と言う事は、ギフテッドの中には責任感や義務感が強く、秩序的で対立を好まず、
まわりに同調する性格のタイプもいて、こういうタイプは例え自らの教育ニーズ
が満たされていなかっても、アンダーアチーバーとなって自らを犠牲にしても、
周りの環境に合わせてしまってるといった場合もあるのではないかと。


こういうタイプの子達は、教師や親の目から見ても、”問題”などなにもないように
見え、カメレオンのように周りと同化してしまっているのでギフテッドである事さえ
隠れてしまって認識されず、本来必要な支援なども得られなかったりする場合も。


又ギフテッドの女の子は男の子よりもまわりに同調し、柔軟性があり、学校でも
先生の指示に従う傾向にあり、たとえ高度にギフテッドでPタイプであっても、
女の子は学校で問題を起こす事が少なく、よって専門家に連れてこられる事も
少ないそうです。


(一見、ギフテッドの中には男の子が多いような感じがしますが、もしかしたら
女の子の”隠れギフテッド”もかなりいるのでは?なんて思ったりしました。)



この性格のタイプは親と子の相互関係にもかなり重要なポイントとなるようで、
例えば、のんびり屋で理想主義のINFP タイプの子が、似たようなタイプの親
を持った場合、親が SJ(感覚/判断的)タイプの場合であるよりも、自らを
”落ちこぼれ”や”負け犬”などと感じる事が少ないという事です。



S(感覚)は一般的に”規則や手順に従う”タイプなので、直感的(なんとなくそう
感じるのでやる/やらないといった)行動をとる者が理解できず、Sタイプの親は
子供が普通又は一般的に受け入れられた行動を無視する事に対して不快に感じる
ようで、そういった親にとっては”学業成績”がまず一番の”自尊心”を表すものと
みなすようなのです。



こういうタイプの親は、子供に対してある一定の期待をもち、子供が学校で問題
行動を起こしたり、学業面でアンダーアチーバーの場合など親子の間でテンション
が高まったりして、子供へのストレスも増すのではないかと思います。

(いや〜、うちのパパってこのタイプ?)


FPタイプの子は(外でも)自由に感情を表現する傾向があるので、TJ タイプの
親から見ると、こういう子は”ひ弱い”とか”頑固だ”とか、”理不尽だ”などと
見てしまいがちだそうです。


又、FP(感情/知覚的)の子達は親や先生に”自分の気持ちを理解してもらい”
たい為、言い争いをする傾向にあるそうなんです。


(あーちゃんの場合もこの”アーギュメントモード”(言い争いモード)に陥って
しまうと、延々と理屈ばかり投げかけてきて終わりがなく、あっと言う間に貴重
な時間を無駄にしてしまうのですが、でもあーちゃんの場合は”自分の気持ちを
理解してもらう”
のが目的でなく、どちらかと言うと”自分のロジック”を証明する
のが目的と言った感じですので、FタイプでなくTタイプでしょうか?)



T(思考)タイプの子は、馬鹿げた要求をしてくる大人はあくまでも無視し、大人
が自分の事を理解しているかどうかなど気にもしないようです。


そしてTP(思考/知覚的)タイプは、作品や作業はずさんで見かけ倒しといった
感じではありますが、とりあえずやらなければならない事はやり終えるようです。


このように性格のタイプも色々ありますが、でも実際のところギフテッドの子達
の悪態度や問題行動は、学校内での環境設定が原因となっている場合が結構ある
らしく(性格タイプに適していない状況やまわりの反応)それらの状況や設定を
調節したり、変える事によってこういった問題行動も改善されるという事らしい
ので、親や先生が子供の性格タイプをある程度把握し、そのタイプに合った、
(逆噴射しない)アプローチで効果的な介入や、適切な支援をしていってあげる
べきだと言う事でした。


なるほどね〜。


その子の学習認知パターンとか知るのも大切だし、その子の性格に合った対応や
環境設定をしてあげる事も大切なんですね。


何だかギフテッドの子育て/教育ってなかなか奥が深いですよね。


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by mathkid | 2013-03-07 09:12 | ギフテッド/2E

ギフテッド?それともADHD?

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最近いただいているコメントの中で、ギフテッドかアスペルガーか?という疑問と
同じくらい多いのが”ギフテッドか?それともADHDか?”というので、アスペの
場合と同様、この2つは"表面的"にみると症状や行動の特徴などがよく似ている事
から、ギフテッドの子がADHDと診断されたりするケースも少なくないようです。


(ただ、ここで改めてもう一度言っておきますが、もちろんギフテッドの子の中
には実際ADHDの子もいる事も確かであります。その場合はその子は2E(Twice-
Exceptional)
となり、また特別な教育の支援や収容(アコモデーション)が必要
となってきますので、いずれにせよ”正確な診断”はとても重要となってきます。)


ブロ友のタラの母さんもこの件に関心があるという事で、少しばかりネットで
リサーチをしてみたところ、ギフテッドかADHDかを区別するのにとても参考に
なる記事をいくつか見つけましたので、リンクしておきます。


いつものごとく、又英語ですが。


■ Characteristics of Gifted and ADHD

■ Is your child ADHD or Gifted?

■Gifted and / or ADD/ADHD Children

■ Before referring a gifted child for ADD/ADHD evaluation



これらの記事にはまぁ基本的には同じような事があげられているのですが、最後
SENG(Supporting Emotional Needs of the Gifted)の記事「Before
referring a gifted child for ADD/ADHD evaluation」
のチェックリストは、
現在子供にADHDの疑いがあり、(又は学校や医者から指摘されている)検査を
考えている親にとって、”子供を検査に連れて行く前に考察すべきポイント”として
とても参考になる文献ではないかと思います。


何度も言ってます通り、私は英語から日本語へ翻訳するのが苦手ではありますが、
(国語力がないんで難しい。汗)英語は苦手という方にも是非知ってもらいたい
ので、とりあえずこのリストの重要ポイントだけでも意訳しておきました。


■Before referring a gifted child for ADD/ADHD evaluation
  (ギフテッドの子をADD/ADHDの検査に奨める前に)

        
これらの項目が"Yes"の場合だとギフテッドである可能性が強く、”No"
 場合はADHDの疑いが。


・知的レベルのマッチした仲間との交流の場合不適切、又は問題行動が減る。

・子供に適した学力レベルのプレイスメント(配置)だと問題行動が減る。

・学習カリキュラムの修正や調節で問題行動が減る。

・不適切、又は問題行動について、その子それなりの”論理的な”理由がある。

・子供が多動な際(活発、活動的)”コントロールがきかない”と言うのではなく、
 その動作を楽しんでいる様子である。

 (ギフテッドの特徴である運動性OE、特に身体的運動性OEは一般に”多動”と
  見られがちで、ADHDの特徴と区別され難い部分であると思いますが、ポイント
  としては子供の動作が”衝動性的で自制がきかない”ようであれば、ADHDの
  可能性が高いかもしれませんね。)

・適切なソーシャルスキルを学ぶ事により、”衝動的”もしくは”不適切”な行動
 が減る。

・作業や活動など終了できてない事に対して、(その子なりの)論理的な理由
 がある。

・自分の興味、関心のある分野の課題に関しては、不適切な行動を見せる事が
 少ない。

・トピックや課題などに妥当性や関連性を見いだせ、自分にとって意義のある
 ものと感じる場合など、不適切な行動が少ない。

・子供の絶え間ないおしゃべりや途中でつい口をはさんでしまうといった行動は、
 知識や情報を共有したり、答えをすぐに言いたかったり、問題を解決したいと
 言う欲望からくるものである。
 
・注意散漫にみえるが、指示をきちんと理解している。(覚えてる)

・複数の作業をすることによりどんどん成長する。色んな事をやり遂げ、
 更なる学習を楽しむ。

(これといってたいした理由がないのに、一つの作業から別の作業へと
 移っていく場合はADHDの可能性が高いかも。)

・いつも不適切な行動が見られると言うわけではなく、テーマや課題、又は教師
 や指導スタイルによる。

・教師のアテンションを惹く為に不適切な行動をとる

(多くの場合、先生を含めた大人はギフテッドの子は自分でなんでもできる、
 教えなくてもわかっているといった考えがあり、ついほったらかしの状態に
 されている場合もあり、ギフテッドの子は先生のアテンションを得ようと
 不適切な行動をしがちになる事も。この子達にとっては”知的な刺激”を得よう
 としている行動なのですが、まわりからは授業の妨げになると思われる場合
 も少なくないようですね。多分これは”外向的”なギフテッドの子の行動っぽい
 かも。 内向的なあーちゃんにはこういう行動はみられません。)


と、上記のリストでほとんどが”Yes"と答えられるようであれば、(もちろん実際
にまずは子供の置かれた学習環境を変えてみてその反応を見る必要がありますが。)
子供の”ADHDと思われる態度や行動”はsituational(状況によって変わるもの)で
ある可能性が高く、それらの行動はADHDであるというよりも、ギフテッドのニーズ
が満たされていないがために生じるものであると言えるでしょう。


子供が”注意散漫”、”集中力に欠ける”と見えても、実際自分が興味のある事や、
その子に合った知的レベル、学習内容だと”集中する事が出来る”のであれば、
注意散漫さは知的な刺激が欠けている為の”退屈さ”が原因と考えられるでしょう。


あーちゃんも学校側からさんざん「問題行動」を指摘されましたが、学習環境を
調節すると、(飛び級など)”典型的なADHDの行動”が減少しました。


ADHDクリニックで検診を受けた時に心理士の人が言ってましたが、あーちゃんは
確かに何もしていない時はなにやらソワソワしている様子が伺われたけども、知的
な活動やテストをしている時など明らかに”集中し”自らの動作や行動に対して抑制
ができ、(衝動性、突発な行動が少ない)タスクもきちんと終了する事ができたと
いう事で、学校関係が記入したチェックリストから判断すると明らかにADHDっぽい
のだけど、行動の観察から見るとかなり違った面が見られるので、確定不可能で、
結局”ボーダーライン”(グレーゾーン)という曖昧な結果となったそうです。


私自身多分あーちゃんはADHDではないと思います。

親としての直感というか、あーちゃんの態度や行動には、ADHDの本質的な特徴
”out of control”感が感じられません。

あーちゃんはどちらかと言うとやっぱり、アスペの要素満載!って感じ。(笑)

実際、アスペっぽいところも多々あるパパの方がADHD傾向が強いと思います。


後、上のリンクした記事の中で重要だと思ったポイントをいくつか抜き出して
みますと、

■学校で見せる問題行動が家庭でも観察出来るか?

 学校と違って家だと自分の興味関心分野の活動が自由に選べたり、知的刺激
 なども充分に得られるので、 ADHD でない場合はこういった問題行動もあまり
 見られないんじゃないでしょうか。
 
■反抗的な態度の分析

 親や先生など目上の者に対して反抗的な態度をとる場合、その理由などを
 分析してみると、ギフテッドの子の場合は一般的にルールや掟、習慣などに
 意義を見入られないときなど(理屈にかなってない、非論理的等)それらに
 疑問を持ったりし、それを唱える目上の者に対して挑戦的な態度を示す場合
 があり、ただ一概に感情のコントロールができないというわけではないの
 ではないかと思います。

 又、ギフテッドの子達は自分に対しての批判にとても敏感ですので、つい
 守備的な態度をとってしまうのかもしれませんね。

(これはよくあーちゃんにも見られます。はあ〜。)
 

■子供の話に耳を傾ける

 子供の態度や行動に対して、自分自身どう感じているか、どうしてそういう行動
 をとってしまうのか?など聞く事により、その行動の原因がある程度みえてくる
 かもしれません。
 
 自分の行動に対して、(その子なりの)理屈や利にかなった説明をしているか?
 それとも、自分でもよくわからず、”コントロールを失ってしまう”という感じ
 がするのか?などと言った話をしてみると、その子の行動の本当の原因を発見
 する参考となるでしょう。


あーちゃんを検査した心理士の1人が言ってましたが、ADHDの診断は、まず子供
の身体的、精神的状態や状況(学習環境的要素)を綿密にチェックして、その他の
原因の可能性を”rule out"(除外する)事が大切で、このステップを無視してしまう
と早まって誤診の可能性も少なくないという事でした。


考えてみれば、多動で落ち着かない理由も医学的に色々あると思いますし、
(私が小学生の頃はそういう子は”ギョウ虫持ち”だと言われてましたね〜。笑)
注意散漫、集中力の欠如も”耳が聞こえ難く、ぼ〜としているようにみえる”など
の身体的な理由や、多くのギフテッドの子が経験する”退屈さが原因の為のデイ
ドリーミング”だったりするわけですし。


アスペルガーの場合と同様、ギフテッドとADHDの区別も、やはり根本的には
どれだけこの2つの本質的な特徴を理解しているかによると思います。


うちの場合はADHDの専門家とギフテッドの専門家両方で診てもらい、最終的に
私達自身が納得のいく答えを得られる事ができました。


日本ではギフテッドの専門家が皆無に等しい状態だという事で、この2つを区別
するのはかなり困難な作業ではあると思いますが、こういった情報が少しでも親
御さん達の参考になっていただければいいなと思います。


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by mathkid | 2013-02-28 07:10 | ギフテッド/2E

ギフテッドとアスペルガーとの違い

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一つ前の記事のコメ欄で、ブロ友のタラの母さんや読者のNancy Annさんが、
”ギフテッドとアスペルガーの特徴がよく似ている事から混乱しやすく、この2つ
の違いについての情報があればアップして欲しい”という要望があり、その後少し
ネットでこの話題について色々と調べてみると、このような記事を見つけました。


「Gifted children with Asperger's Syndrome」


(*あっ、それから随分前のものですが、過去にもこの話題についての記事を
 書いていたので、こちらはごく基本的なものですが一応参考の為リンクして
 おきます。)

「アスペルガー?ギフテッド? それとも両方?」


この最初の方のデイビソンのサイトにあった記事、厳密には一般の”ギフテッド”
”アスペルガーでありギフテッドでもある”という2つの状態を比較しているもの
ではありますが、基本的には“ただのギフテッド”か、もしくは”ギフテッドである
だけでなく、アスペルガーでもあるのか?”といった部分を区別するのにとても参考
になる文献だと思います。


この記事、結構長く、今回は私は訳をするエネルギーがないので、とりあえず
ところどころ変な日本語ではありますが、グーグル翻訳版もリンクしておきます。


「アスペルガー症候群を持つ英才」
(「アスペルガーでギフテッドの子供達」)


とは言え、とりあえず重要部分だけでも...(やっぱり翻訳見ると変なので。)


    ★通常のギフテッドの子とアスペルガーのギフテッドの子とを
      区別する特徴の違い



区別出来る特徴      一般のギフテッド     アスペルガー&ギフテッド

・音声のパターン     一般的だが年齢より上の  学者ぶった物のいい方
             言語レベルを持つかも。  スムーズなスピーチ

・ルーティンへの反応   消極的には抵抗するかも  変化や動揺、攻撃性に
             しれないが、大抵の場合  対しての耐久性に乏しい
             とりあえず従う
           
・アテンションの乱れ   外乱が存在するならば、  内部にある
             それは通常外部にある
        
・ユーモア        社会相互的ユーモア    駄洒落などの言葉による
                          ユーモアは理解するが、
                          社会的相互関係を必要と
                          するユーモアが理解できない

・運動能力のぎこちなさ  ギフテッドの特徴     50-90 % のアスペルガー
             ではない         に見られる
            

・不適切な情緒の表現   ギフテッドの特徴     大抵の場合観察できる
             ではない
            
・洞察力         一般的によい洞察     著しく欠けている

・常同行動        ギフテッドの特徴     存在する可能性あり
             ではない


各項目の細かい説明はオリジナルの記事に書かれていますが、これを読むと
まさになるほどな〜と思ってしまいます。


例えば3番目の注意散漫についてですが、ギフテッドの子も注意散漫になる傾向
があるものの、その場合は通常外部の刺激(教室のノイズや水槽の音などだと
思いますが)によって起こるのに対し、アスペルガーの子は内部から刺激(自ら
の世界に浸ったり)によってアテンションが散漫するようなのです。


そして特に私がうんうん045.gif とうなずいてしまった部分は7番目のinsight
部分で、一般的にアスペルガーの子はこのinsight(洞察力、眼識)が欠けて
いると言われ、(特に社会的、人間関係においての洞察力)人の気持ちやニーズ、
そして興味関心などに対しての認識や洞察力が乏しいというところです。


この為、アスペルガーの子は相手が関心があろうがなかろうが、又は退屈して
いるとか、その場を去らないといけないとか、相手が何か言いたい事がある
などというような事に気がつかず、自らの興味のある話題を学者のごとく延々
としゃべりまくったりし、相手の要望やニーズに対して無頓着な態度を見せる
ことがしばしばあったりします。


彼らはこういった、ごくシンプルな社会的ルールや掟なども気がついていない
場合があり、何度指導をしてもなかなかこういった行動を変える事が出来ません。


”ただ”のギフテッドの子には、こういった”社会的認識の欠如”はほとんど
見られず、こういった部分がまさに”アスペルガーの証明”的部分であり、
一般のギフテッドとアスペルガー(&ギフテッド)との区別が付けやすい
特徴ではないでしょうか。


そしてこちらのブログの記事に書かれてある通り、子供が社会的状況において
困難がある場合、その原因の本質的な違いを理解する事がとても大切だと思う
のであります。


”The difference matters. We need to know whether a child is
struggling to relate to others and make their way in the world,
due to functioning at a much higher level than their peers,
or due to a neurological condition
which makes these tasks
fundamentally more difficult and challenging.”


子供の”社会的状況においての困難さ”は、その子の認知が仲間達よりも”より
高度なレベル”で機能しているせいか?(ギフテッド)又は神経的な
コンディション(アスペルガー)により、こういったタスクが困難なのか?

この違いを理解するのも、ギフテッドか、もしくはアスペルガーかというのを
区別する参考の一つとなると思います。


(ただ、2Eの場合は両方のケースもあり得ますが、両方を対処する対策を
実行すればいいと思います。例えば、知的仲間との交流の場を確保し、同時
”ソーシャルスキルトレーニング”でソーシャルルールを学ぶとか。
うちはこの両方をやりました。)


ギフテッドかアスペルガーか?

この2つの特徴は確かに重なる部分が多いですが、でもボトムラインとしては、
ギフテッドの特徴を示す(精神的、感情的&知能指数)中、ではアスペルガーの
診断基準にあげられた特徴も示しているか? というところではないでしょうか。


社会的相互作用の部分や、制限された反復的で常同的な、行動、興味及び活動
のパターン などといった部分で、日常の生活に支障をきたすほどの、”臨床的
に明白で著しい障害”が観察出来るならば、アスペルガーを疑う必要があるで
しょうし。


それがみられないのであれば、一般のギフテッドでしょうし、診断基準に
相当するのであれば、あーちゃんのように、ギフテッドでもありアスペルガー
でもある2Eという事になりますし。


尚この見極めは、

”Experienced interdisciplinary teams can make an accurate
diagnosis of AS when they include a developmental history and
when they understand the reasons for a child's behaviors.
Diagnostic evaluations include some formal testing, an assessment
of motor skills, and observations of the child's social reciprocity
and use of language."


という事で、経験豊かな多分野にまたがる専門家チームが、生育歴を
チェックしたり、子供の行動の理由を理解する事によって判断される
みたいですね。


その他、診断には正式なテスト、(多分知能テスト)や運動スキルの
アセスメント、子供の社会的相互関係においての行動や言語使用など
の観察などが含まれているようで、かなり包括的なアプローチがとられ
ていて、誤診を防ぐ事に役立つのではないかと思います。


とりあえず、今日はこの辺で。

又参考になりそうな文献を見つけましたらアップしますね。



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by mathkid | 2013-02-20 08:24 | ギフテッド/2E

ギフテッドの精神面のケア

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私自身の経験から言わせてもらいますと、ギフテッドの子の育児は何だか超
過激なローラーコースター??にでも乗っているような感じです。

時にはあーちゃんの人並みはずれた能力(数学)にとてつもない驚異と喜びを
感じ、感情的に抑揚してしまったり、時にはその能力がまわりからも認められ、
親としてとてつもないくらいあーちゃんの事を誇らしげに思えたり。
(上昇


そうかと思えば時にはあーちゃんの”知的面以外のギフテッドの特徴”の数々を
対処して行くのが困難に感じ、こちらの方が精神的に参ってしまい、ど〜んと
気分が滅入ってしまったり。
下降)

あーちゃんの育児はこういうアップダウンの繰り返しが多くて、まあ決して楽
な子育てとは言えませんが、でも全体的に見ればとてもスリリングでそして
とてもユニークで貴重な体験でもある事も確かであります。


ギフテッドのニーズを考えると、知的面、学習面のニーズを満たしてあげる事は、
結果的に感情面や精神面のニーズを満たす事にもなり、それはそれでとても大切
な事だとは思うのですが、それらのニーズが即座に満たせない環境にいる場合
など(日本の公立などの学校にはギフテッド教育が存在しないので、その辺かなり
難しい。)やはり、多くのギフテッドの子達が経験しがちな”精神的、感情的な
問題”
に視点を向け、それらのケアを心がけてあげる事がとても大切ではないか
と思います。


(親としては、子供がどれだけ”優秀で学術的な成功を修めたか”というよりも、
どれだけ”一個人として幸福であるか”という方が重要ではないかと思いますし。)


というわけで、私があーちゃんを育てて行く上で個人的にも随分お世話になって
いるDavidson Institute for Talent Development のウェブサイトで、
多くのギフテッドの子達が抱える精神面での問題について、親にとってとても
参考になる記事を見つけましたので、リンクしておきます。


「Tips for Parents: Anxiety, Sensitivities and Social Struggles
 among Profoundly Gifted Kids」



(注:タイトルにある、” Profoundly Gifted Kids”というのは、デイビソンの
定義によると、通常IQ数値で言えば145以上(人口の0.1パーセンタイル)らしい
のですが、ここにある特徴は、そういった高度なレベルのギフテッドの子達だけ
でなく、MG(moderately Gifted ) やHG(highly Gifted)の子達にも見られる
特徴だと思います。)


まだインフルで頭がぼ〜とした状態ですので細かい訳などできませんが、一応
”英語だと読む気がせんわっ!”013.gifと言う方達の為に、概要だけでも書いてみる
ことにしますね。

(でも英語が出来る人はそのままリンク先にとんで下さいな。)


★ギフテッドの不安感、敏感さ、そして社会的困難に関連する特徴

・融通の利かなさ、スケジュールの必要性。
 
 ギフテッドの子の中には物事を”黒か白か”規則を ”公平か不公平か”又
 あらゆる状況において”自分のやり方以外は間違ったやり方”と言った、ごく
 極端な見方をしてしまう場合がある。 こういう子達は、この先の進路を変更
 する為には”時にはそういう事も起こる”とか、答えは状況によって変わって
 くる事もある、などといったふうに見るのが困難なようで、多くの”不安症”
 な子達は、独自の”全てはこうあるべきだ!”という固定観念が設立されて
 いて、実際がその”概念”とマッチしない場合、その現実を対処していけない
 などの困難がある。


・コントロールvsコントロールの欠如

 時折、ギフテッドの子達は「死」や「生命の意味」などと言った、自らが
 コントロール不可能な事を心配してしまう傾向にある。 こういった実在
 主義的心配は、子供が考察するには洗練され過ぎた課題であるが、ギフテッド
 の子にとってはそうでもない。こういった場合、こういう子供達はそのような
 問いに答えが見いだせない時など苦悩してしまう。 この子達は、”理解
 できない事柄”に理解を求め、”答えがない問い”を問おうとする。
 

■極度な社会的正義の必要。

 ギフテッドの子の中には、温暖効果や貧困、大量殺人などといった、社会的
 問題に対して敏感な子がいる。 こういった子達はこれらの巨大なグローバル
 な社会問題を解決しようと一生懸命なのだが、自分の行動に効果がみられない
 場合、無力だと感じてしまう。


■未来を予測

 不安感の強いギフテッドの子達は、”未来を予測する”という行動をとりがち
 なのだが、大抵の場合”とても酷く悲観的な予測”をする傾向にある。
 (物事を悪い方へ考えてしまう。)


■極度な学校嫌い

 不安感が強く、センシティブで社会的に困難を感じる生徒にとっては、学校
 環境は悪夢に等しいと言える。まず一番に、学校は圧倒的に騒がしく、そして
 とにかく刺激(いい意味ではない)に溢れている。 多くのギフテッドの子が
 この一日中絶え間ないストレスを我慢しないといけないので、帰宅すると精神
 的に”ブレイクダウン”(抑えきれずわっと崩壊)の状態になってしまう。


■完璧主義

 ギフテッドの子達は普段から多くの事に優れているので、コンテストなどで
 負けてしまった時や、”パーフェクト”だと思われない場合など特に辛よう
 である。 ほぼ全ての完璧主義者は、幾分不安症気味である。 とは言え、
 完璧主義や不安症を”病理化”してしまうのは不公平である。場合によって
 は肯定的な意味を示す。 例えば、不安感は人を優れたプロフェッショナル
 や親、そして隣人へと導く要素にもなり得る。その反面、不安感や完璧主義
 は”失敗”を恐れるがあまり、リスクを試みたり、チャレンジする事を阻止
 する恐れもある。


★効果的な解決策


1.”グレーゾーン”を認識させる支援をする。
  
 自らの思い通りの結果にならない事も起こりえるというのを予期させる。


2.結果よりもプロセスにフォーカスするよう導く。 

 ”未来を予測する事”よりも”現在”を考えることを教える。この方法に
 より、”どう感じるべきか”と批判したり分析したりする事を避け、実際
 感じている事を”私達が経験するごく普通の事だ”と受容する事を教える。
 
 自らが感じている感情を”消去”してしまうのではなく受け入れる事である。
 例えば、もし子供が試験がある事に対してナーバスになっているのであれば、
 それはごく普通の反応として受け入れ、試験の最中不安感を最低限に抑え、
 落ち着いて最善を尽くせるよう、リラクセーションテクニックを使うなどと
 いったアプローチを教える。


3.論理的なアプローチをとる。

 子供の”予測”が実現する確率を確かめさせる。例えば、もし子供が飛行機
 に乗る事に不安を感じているのであれば、(飛行機が墜落すると予測している)
 ”ではその証拠は? 飛行機が墜落する確率は? 仮に墜落したとして、その
 他の要素の確率は(無事到着したり、緊急到着したり、などなど)などの状況
 の確率などを子供に答えさせる。 このやり方だと、子供に”実際惨事が起こる
 確率は極めて低い”という事を認識させ、不安感を減少させる事ができる。
 

4.「恐怖のハイエラキー(段階制度)」を利用する。

 子供に恐怖や心配事の項目を段階にして記させ、一番低い層の項目から始め
 徐々に上の段階をターゲットに取り組ませる。

 例えば、又飛行機に関して例にするなら、もし空港に行く事が一番下の段階
 ならば、それをまずマスターさせる。 ”何が心配なの?””実際その心配
 が実現した?””空港に行った時、どう感じた?”(0-10のスケールで、全く
 心配しないから酷く心配する)”空港を去った時はどう感じた?(又もや
 スケールで表現させる)などと質問する。 空港に行ってある程度不安を
 感じなくなるまでこのプロセスを何度も続け、低レベルの項目をマスターした
 ならば、同じように徐々に上の段階にあがって行く。
 

5.コントロールできる物事と、そうでない物を認識させる。

 例えば、”地球の温暖効果はコントロール出来ないけれど、家でリサイクル
 の活動をする事はコントロール出来る”など。


6.小さなステップ

 小さな状況で不安感を克服出来れば、それを大きな状況や、それ以上に
 グローバルなスケールで派生的影響がみられる状況のサクセスへと移行
 させる事も可能である。


7.学校で安心出来る場所の確保

 学校内で、子供がグループで集まったり、リラックスしたりなど、出来るだけ
 外的刺激が最低限に抑えられた環境(場所)を確保する。 絶え間ないストレス
 から解放される場所を見つける事はとても大切である。

(ちなみにあーちゃんの学校内の”セイフプレイス”は図書館であります。
図書館はいつも静かで、大好きな本も沢山あると言う事で、ランチ後の休み時間
や、放課後などよく行くそうです。)


8.徐々に変化に慣れて行く。

 「失敗」を対処するのも大きな人生のレッスンである。親としては子供が失敗
 に対して”この世の終わり”とも思っている事に対して、大袈裟だと感じるかも
 しれないが、子供にとってはまさに大事であり、そんな時に子供と感情について
 話をしようとしてもあまり効果的でないので、とりあえず子供が落ち着くまで
 待つのが賢明でしょう。 

 その際は、”〇〇が起こった時、どう思った? 今はどう感じる?”などと、
 思想(思考)を感情と行動に繋ぎつけるようと試みる。 例えば子供が失敗
 した時に自らの事をよく思っていない(自己に対して批判的)という事を悟ら
 せるヘルプをし、でも失敗した時でもポジティヴな対処法の思考を発達させれば、
(例えば”今回は優勝できなかったけど、とにかくベストを尽くした。次の大会
 の前にはもっと練習するぞ”など。)気持ち的な前向きでいられる。


9.いい見本は貴重である。

親が自分自身の不安や社会面においてのチャレンジなどの体験を子供と共有
する事は、子供にとっても貴重な経験となる。


10.量より質

研究によると、人は最低でも1人心が許し合える人がいると人間として栄え
成長して行く。 友達の数は友情の質ほど重要なものではない。
(多数のカジュアルな友達より、たった1人の心を許せる友達の方が大切
という事ですね。)


11.子供のインテリジェンスを活用する。

 例えば子供が不安である事に対して論理的で知的な見方ができるのであれば、
 事実を活用する事。 子供にリラクセーションや呼吸法のテクニックの価値
 を教える。 深呼吸はとてもシンプルな方法だが、ゆっくりと深く呼吸を
 している時は心拍数も落ち、身体的にパニックアタックに陥る事も不可能と
 なるはずだ。


12.一貫性と変化の可能性への期待を育成する。

 事前にプランを立て、スケジュールを作成する。
 その際にスケジュールが変化するという可能性についても話す。


13. モチベーションについて話す。

 心配するという事について考えさせてみる。そうする事によって問題が解決
 するか? 問いに答える事ができるか? 心配する事により、どういった
 益が得られるのか? 行動を起こす動機付けとなるのか?それとも精神的に
 弱ってしまうのか? 注意を惹くのか?そうであるなら、渇望しているのは
 ”アテンション”を得る事自体なのであろうか? などといった事について
 話し合ったりする。


14.忍耐力を身につける。

 不安感や感覚過敏、社会面での困難を持つ子供の親である事は、決して
 容易な事ではありませんね。 苛立った時はその苛立ちを徐々に縮小させる
 為にも、状況から離れる事が賢明かもしれません。 ただ、感覚が敏感なの
 は”神経的な原因”によるものだということと、時とともに減少していく
 ものだというという事を頭に入れておくべきでしょう。
 

15.ソーシャルスキルを練習する場を見つける。

 興味関心をシェアするクラブやグループなどに参加する。 大規模な
 団体に参加する前に小さめのから始めると良い。 子供が楽しめる活動
 について話をし、学校やコミュニティーがベースとなっている団体を
 探してみるといいでしょう。(放課後のクラブ活動とか。)

(うちの場合は毎週2回ある放課後のハイスクール数学クラブが、あーちゃん
のソーシャルスキルの育成にすごく役にたってます。やはり同じ関心をわかち
あう仲間達の交流は、なにか特別なつながりでもある感じで。皆高校生だけど
あーちゃんに敬意を示し、Mathcountsの大会にも応援に駆けつけてくれたり。
と本当にいい仲間たちです。)


16.”友達”という概念を覆す。

 一般に子供は”age-mates”(年齢が同じ仲間)と友達になるべきだという
 考えがあるが、不均等な発達のギフテッドの子達や2Eの生徒などは、その 
 境界線を超えて”友情”という概念を考えれみる方が有利かもしれません。
 
 私達は大人になると、他人との交流を求める場合、似たような興味や関心や、
 価値観、信条を持つ人を探しますよね。 人間関係を持つ上で、自分自身を
 チャレンジし、個人として素晴らしい人格に成長し、自分自身の性格や人格
 とピッタリとマッチした相手との交流を求めます。 ギフテッドの子達に対
 してもこれと同じ事が許されるべきでしょう。 もし、子供の親友が本屋さん
 のオーナーだったとしたら、(お互いの関心が古典文学である為)それはそれ
 でいいのではないかと。 もし音楽のクラスが子供が他人とつながり合える
 場であるなら、それはそれでいいではないでしょうか。


という事で、この最後の部分はあーちゃんの”ほとんどが高校生の友達”である
と言う部分にも言える事であります。 

情熱を分かち合える同じ関心分野でつながった友情。

そういったものでつながり合える関係の方が強く結ばれている気がします。

(そしてお互いそれぞれの能力を尊重し合う姿は見ていてとても高尚なもの
といった感じであります。)


というわけで、ギフテッドの子が経験する精神面においての特徴と、そのケア
をざっとあげましたが、(なんや、結局訳してもうてるやん。015.gif)親として
こういった部分に気を配ってあげ、このように、子供自身もなにかとでこぼこ
道の多いギフテッドロードを、少しでも通りやすくしてあげたいですね。


いや〜、それにしてもちかれたびー! (;´ρ`)ぐったり

  記事とは全く関係ない写真。キューリー夫人とラジウムの話を読むあーちゃん。

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by mathkid | 2013-02-16 10:00 | ギフテッド/2E

数学が大好きな14歳の2E kid(ASD&ギフテッド)あーちゃんの日記。 カリフォルニアからネバダに引っ越し新しい学校へ通い始めました。凸を伸ばし凹を支援の精神で頑張ってます。 目指すはMIT or Caltech!


by あーちゃん ママ
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