外向性と内向性の違いは脳にある

今でこそかなり根性が図太くなり、自分や家族にとって重要な事など
はずけずけと主張するようになった私ですが、(あーちゃんのニーズ
に関しては特に!)小さい頃はすごく内気で引っ込み思案でした。

小学校の頃などはクラスの男子からは”根暗、陰気くさい!”などと
からかわれ、(女子も多分陰でヒソヒソ言っていたと思う)明るく
活発で外交的なグループには絶対入れてくれそうにないタイプ
の子でした。

クラスの子達だけでなく、家でも細かい事など一切気にせず、いつも
大らかで社交的な私の母から私の性格(行動)に対して色々と文句を
言われ続けた事もあり、その当時私が感じた”内気、引っ込み思案”
という言葉の印象は、はっきり言ってあまりポジティブなものでは
ありませんでした。

どちらかと言うとかなりネガティブなイメージというか...

本来”内向的”という個人の性質、特徴を表現するはずである言葉が、
何だか”自分の本質に対しての批判”のようにも感じるようになって
いたんです。


だから一時は自分でも”明るく朗らかで外交的な子になろう!”と
決心し、クラスの”人気グループ”に近寄り、何とか仲間に入れて
もらおうと試みた時期もありました。

でも幼いながらも、そんな無理強いで不自然な試みに直ぐに自分
自身でも大きな違和感を感じ、すぐにアホらしくなりやめました。

その後、”自分らしく”していたら、数人の友達もできました。

その子達も私と同じような”内向的”なタイプだったので、やはり馬が
あったというか、”人気グループ”と接している時に感じた”自分を殺して
誰か他の人になる”という違和感、偽装による罪悪感などもなく、精神的
にもすごく自由になった気分で、幼いながらも(私はこういった種
のグループに属しているんだ。本来の自分を変える必要なんてないんだ

という事に気がついたのでした。

(まあ、でも又それも社会に出てからはもっと複雑な、新たな課題
に直面する事になり、又もや精神的に苦痛を感じる日々を経験する
事になるのですが...)

アメリカに来てからも、 Extrovert(外向的な人)が大半である
(75%)と言われているこの国では、私のような Introvert
(内向的な人)
は、色んなお誘いとかもことごとく断ったりする
ので、”人付き合い悪い”とか”楽しむ事を知らない”とか言われ続け
られたりしたものです。

でも集団のワイワイした騒がしい場所や状況が苦手な私は
ちょっとそういうところに出ただけで、精神的にも肉体的
にもエネルギーを消耗して、ど〜っと疲れてしまうんで、
自己の精神衛生のマネージメントが必要なんです。
               

でも外向的なママ友達は、そういう私の言い訳が理解出来なかった
ようで、多分心の中では(随分人好きあいが悪い人だわね〜)なんて
思われていたと思います。

そんな時、先日こちらの記事を読んで、(やっぱりね〜!)045.gifっと
1人で納得し、それと同時に何だか安心感まで感じたのでした。

10 Myths About Introverts

この記事によると、内向性や外向性と言った個人の性格の違いは
脳の生物学的違いによるものだという事らしいのです。


内向的な人は神経伝達物質であるドーパミンに対して過敏で、
あらゆる外界の刺激に敏感に反応し、ドーパミンの過剰摂取状態
になり、(ドーパミンには脳を覚醒させる作用がある)どっと
疲れてしまうらしいのです。

それに対して外向的な人はドーパミンが不足しているようで、それを
生産する為にはアドレナリンが必要だそうです。

だから外向的な人は外界にあらゆる刺激を求めるんでしょうね。

又、外向的な人の脳の”伝達回路”は短く、 脳血流量も少ない
という事らしい。

外向的な人の神経の情報伝達は大抵の場合、前頭葉に位置し、
言語の理解と産出に重要な役割がある、Broca's area(ブローカ野)
を通り越してしまうそうなんです。

この説明は詳しく書かれていなかったのですが、私自らの解釈
だと、この部分をバイパスしてしまうというのは、物事を考えずに、
衝動的な行動をとってしまうとでも示唆されているのかな?
なんて思ったり。

又、別の文献では内向性の人では前頭葉と視床前部が活発な
活動をし、外向的な人は帯状回の前部、側頭葉、視床の後部が
活発に働く」という説明がありました。

この部分は私達がが内部思考をする時即ち記憶を思い出そうとする
時や問題解決、計画を練るときに活発になる部分だそうなんです。

それに対して外向的な人は帯状回の前部、側頭葉、視床の後部が
活発に動いているらしく、この分野は感覚を処理する分野と考え
られていて、聞いたり見たり運転をしたりする時に活動する部分
らしいのです。

内向性の人は自分の内部に刺激を求めるのに対して外向的
な人は外からそれを求めようとするそうで、つまり、個人
の性格の違いというは脳の生物学的違いから来ているところが
大きいようです。

(もちろん個人の経験などといった環境の部分も多少は作用して
来るとは思いますが。)

こうやってみると、内気、引っ込み思案も決して悪い特質ではない
じゃないですか!

これを読み、やっぱり個人の性格は脳の違いによって形成されて
いる部分が大きいんだから、これも神経多様性の一つとしてみて
ネガティブなイメージでとらえて欲しくないなと思いました。

私に似てあーちゃんも典型的な”内向的性格”です。

もちろん、自閉症児にとって、社交性を向上させると言う事は大変
重要な課題であるというのは十分承知しているのですが、私自身
子供の頃外向的な母親に”社交性がない”事に関して色々と批判的
な言葉を浴びせかけられ、あまりいいセルフイメージがなかったの
で、あーちゃんには過度の”社交性”を要求する事だけはしたくない
と思っています。

        基本的にあーちゃんは1人でいる事が落ち着くようです。

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あーちゃんには、あーちゃんが安心して”自分らしくいられる
場所”を確保し、伸び伸びと自らの情熱や才能を発揮していって
もらえたらいいなと思ってます。

というわけで、根暗もまんざらじゃないじゃない? なんて少しは
セルフイメージを挽回した記事でありました。

(それにしても神経伝達物質の役割って本当に奥が深くて脳の
神秘さには驚異の念を抱かずにいられませんよね〜。)


最後に、とってもインスピレーショナルなトークのビデオを
リンクしておきました。
(pyanchiponさんどうもありがとうございました。)

スーザン・ケイン 「内向的な人が秘めている力」

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by mathkid | 2012-06-24 11:52 | 脳について

数学が大好きな14歳の2E kid(ASD&ギフテッド)あーちゃんの日記。 カリフォルニアからネバダに引っ越し新しい学校へ通い始めました。凸を伸ばし凹を支援の精神で頑張ってます。 目指すはMIT or Caltech!


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