先生に知ってもらいたいギフテッドの特徴

ギフテッドという言葉を耳にすると、即座に”学業が優秀な子”
もしくは”秀でた認知能力を所持する者”といったイメージ
が湧く方も決して少なくないのではないかと思います。

もちろん、「優れた認知能力」は、ギフテッドの定義の一部
としても顕著な要素ではありますが、ギフテッドの人達、特に
”Highly gifted ”と呼ばれる人達は、そういった認知能力
やIQ指数、又は創作性など、典型的なギフテッドを象徴する要素
とは一見して関連がないかのようにも思える、独特の
”personality traits”(性格の特徴)を持っています。

これらの特徴は、彼らが持つ”強烈な感情や強い感受性”が大いに
関連していると言われているようです。

Gifted People and their Problemsという文献には、
ギフテッドが示す典型的な性格の特徴と、それらがもたらす
であろうと予想されるべき様々な“問題点”などが
まとめて(あるいは箇条書きで)書かれています。

(英語ではありますが、わりと簡単な単語や文章で書かれて
いますのでわかりやすいです。)

その中で私が、(これは是非学校の先生に知ってもらいたい!)
と思ったのが、Behaviors Associated with Giftedness
(Webb, 1993)
という箇所で、その中にはギフテッドの子達
(認識されていない隠れギフテッドも含む)がよく見せる、
”否定的な態度、行動”があげられていました。

こちらがそのリストです。

★ギフテッドによく見られる行動

・集中力の欠如、退屈、ある一定の状況においての
 デイドリーミング傾向

・(その子にとって)趣旨の見えない繰り返し作業に対しての
 忍耐のなさ

・知能の発達と比べて遅れている(というか平均でも知能の方が
 進んでいるので比較すると遅れているように見える)判断力

・気の強さ、感情の強烈さから生じる、教育者や親などといった
 目上の者との衝突

・いつもエネルギーに溢れ(多動ととられる)あまり睡眠を要しない

・ルールや習慣、又伝統などに疑問を持つ


問題となりやすいギフテッドの認知、行動パターン

ギフテッドによく見られる特徴  → 考えられる問題

・情報の宝庫。 優れた長期記憶 → 授業中にての退屈感、
                  イライラ。

・頭の回転が速く、すぐ学ぶ。→ 思考に時間がかかる
               (頭の回転が鈍い)人に対して
                イライラして短気になったりする。
                

・高度なレベルの理解力 →  丸暗記を嫌い、学校での学習方法の
               レベル(の低さ)に苛立ちを感じて
               しまう。
               

・クリエイティブ思考 →  規律を乱す、破壊的だと見られる
              恐れも。

・興味関心分野においての長期集中力 → 邪魔されるのを嫌がる。
                    聞かない場合も。

・好奇心旺盛で、多くの事に興味を持つ→ 様々なプロジェクトを
               始めるが、コンセプトが尽き、
               作業が退屈になってくると、
               途中でやめてしまう傾向にある。
                   
               グループ学習に向かないかも。
              

・非常に高い集団基準意識 →自分と他人を比較する行動。
             自分の能力とマッチしたグループに
             混じる機会がない場合、エリート意識
             又は傲慢な態度になる恐れが。

             自尊心の誇張。他人に対して寛容や
             忍耐に欠け、罵る行為も見せたりする。
             又同時に自らの能力を隠す為に、わざと
             レベルの低いパフォーマンスを装う事も。
               
・優れた言語能力 → 会話を支配する傾向にある。                
          時には難関な作業をさける為に、このスキルを
            利用する事も。

(これはあーちゃんもよくやります!)

・高度な言葉の使用 → 同年代の子を遠避けてしまう恐れがある。

・オリジナリティに溢れた発想 → 論争的、理屈っぽい、人の考えを
               受けつけず、協調性に憤りを感じる。
               

・奇想天外な問題解決法を発想したり、突飛な意見を言ったりする。
 
 → 自分を理解してもらえず苛立たしく思う。               
   他の子供他達から“変なやつ”と思われる恐れがある。

・根気強く、目標指向である →頑固で協調性がないと見られるかも。

・幼い頃から抽象的な思考をみせる → ”死”や”人生の意味”など
                 と言った概念に固執するかも。

                 多くの子が詳細よりも概念を
                 好み、それが他人からみると
                 無礼に見える恐れがある。

・深く物事を考える → 締め切りやタイムリミットを嫌い、それゆえ
            中途半端で終わるよりましだ、とタスクを
            一切 避けてしまう傾向がある。
           

(Gifted People and their Problemsより)

以上、もちろんこれらの特徴/行動を見せる全ての子供が
”ギフテッド”と言っているわけではありませんが、これら
多くの、教育者側からみると”態度の悪さ””問題行動”
とネガティブに捉われてしまいがちな要素が、実はギフテッドの
特徴が別の形となって現れているのです。

学校の先生やコーチ、習い事の先生など、こういった子供達の教育、
生活に関わる者達が、こうしたギフテッドの特徴への理解、認識を
深めていく事によって、子供自身をとがめるのではなく「望ましく
ない態度、行動」の改善の対策を試み、こういった子供達の能力を
更に伸ばしてあげる支援をしていって欲しいものだと願います。

まだまだ知識、情報が幅広く知られていないギフテッドに関しては、
まずは教育者を教育する事から始まるでしょう。

学校でこんなかっこでやってたら「姿勢が悪い!」って
怒られちゃうね!


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by mathkid | 2011-09-26 16:42 | ギフテッド/2E

数学が大好きな14歳の2E kid(ASD&ギフテッド)あーちゃんの日記。 カリフォルニアからネバダに引っ越し新しい学校へ通い始めました。凸を伸ばし凹を支援の精神で頑張ってます。 目指すはMIT or Caltech!


by あーちゃん ママ
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